明治HD、創業110周年で記念展示公開 歴代の牛乳・乳製品パッケージも

2026年10月9日にグループ創業110周年を迎える明治ホールディングスは8月31日午前、東京・京橋の同社内で110周年記念展示のオープニングセレモニーを開催した。普段は公開していない貴重な歴代商品や資料を、本社エントランスで初めて一般公開する。公開期間は8月31日から2027年3月31日まで。
セレモニーの冒頭に松田克也社長が登壇し、「明治グループは2026年10月9日に創業110周年という大きな節目を迎える。1916年の創業以来、『栄養報国』の精神のもと、人々の健康に貢献することを使命として歩んできた」とあいさつ。
さらに「菓子や乳製品を中心とした食品の領域、感染症治療薬をはじめとする医薬品の領域で事業を展開しながら、安全、安心で価値のある商品、サービスをお届けし、多くの皆様と信頼関係を築いてきた」と振り返り、展示について「1916年の創業から現在に至るまで、そして、未来へと続く明治グループの110年の挑戦と成長の軌跡を感じていただける内容だ」と説明した。

展示はエントランスホール全面を利用し、創業期から現在までの年表のほか、菓子・乳製品などの歴代商品パッケージやCMギャラリー、各時代を総括したバナーなどを設けた。明治牛乳や明治アイスクリームを扱う販売店や販売員向けに発刊した「明乳テキスト」や、1955年に発売した三角パックの「明治牛乳」、1957年発売の「明治ゴールド牛乳」に加え、1971年の「明治プレーンヨーグルト」など、当時のパッケージの牛乳乳製品も並ぶ。
このほか、自分の好きな商品への投票などができる参加型のコンテンツ「meijiランキング」のブースを設置。エントランスに面する本社壁面には、110周年を未来への出発点として「みんなのアイデアから共感の輪を広げていこう」という思いを込めた記念ロゴも掲げている。
開催期間中の目標来場者数は5万人。各展示について松田社長は「私たちが歩んできた歴史や価値観を感じていただくとともに、この記念展示が明治グループへの理解や共感を深めていただけるきっかけとなれば」と述べた。
展示に併せて、同社ホームページで公開する110周年記念サイトで「メイジ検定」もスタートする。
同社の歴史の中で生まれた商品や出来事を楽しみながら学べるクイズ企画で、松田社長は「ぜひ多くの皆さまに挑戦をしていただき、楽しんでいただきたい」と企画への参加を呼び掛けた。
さらに松田社長は「110周年という節目は、私たちにとって過去を振り返るためのものではない。創業以来受け継いできた『栄養報国』の精神を改めて見つめ直し、次の100年に向けて新たな一歩を踏み出す機会だ」と思いを述べ、「私たちはこれから先の100年も明治グループだからこそ創出できる価値を提供し続け、社会課題と向き合いながら、人、社会、地球の健やかさに貢献する企業として歩み続ける」と力強く語った。

なお、同日には同社ビルに隣接するスペースで「meiji gallery」もオープンした。今後、明治グループと消費者をつなぐ情報発信の場として活用していくもので、その第1弾として「明治ミルクチョコレート100周年展」を開催する。
2026年9月13日に100周年を迎える「明治ミルクチョコレート」に関連し、同社が育んできたチョコレート文化や、同商品の歴史、魅力を発信する。開催期間は8月31日から10月23日まで。(山根藍利)
出典:酪農経済通信 2026年9月1日付
原題:明治HD、創業110周年で記念展示公開
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