農水省、「フードテック戦略推進グループ」を設置 研究開発から事業化・海外展開まで推進

農水省は9月11日、高市内閣が掲げる「日本成長戦略」の下でフードテック分野の官民投資ロードマップに基づく施策を戦略的に遂行するために、大臣官房技術総括審議官の下に「フードテック戦略推進グループ」を設置した。
官民投資ロードマップの実践に向けて同グループが総合調整機能を発揮し、スタートアップ育成や事業創出のための支援や、海外展開の促進に向けた施策を推進し、研究開発から事業化、さらに国内外までの展開を切れ目無く、関係部局が一体となって取り組みを推進していく。
同日午後、省内でグループの発足式と訓示式を行い、鈴木憲和農相と城内実日本成長戦略担当相が訓示した。
訓示式で鈴木農相は、世界が気候変動に直面する一方で世界の人口は増加しており、食料供給の安定化が一番大きな課題になるとの認識を示した上で「フードテックの世界は日本が世界に誇るべき技術をたくさん持っている分野だ。まだまだ乗り越えなければならない壁はたくさんあるが、私たち国と民間の皆さんとが一緒になって、その壁を乗り越えて、結果として日本の食料供給力の向上につながっていく。そして水のない地域や厳しい気候変動に苦しんでいる地域も含めて地球の課題解決にも役に立っていく。そんな未来を私たちみんなでつくれれば良いと思っている」と話し、職員を激励した。
城内担当相は、フードテックは政府が7月に閣議決定した「日本成長戦略」で掲げる17の戦略分野のひとつだと前置きした上で「フードテックは何といっても食料安全保障の確保や、生産性の向上、そして環境負荷の低減といった国内外の課題解決に資する非常に大事な分野であると同時に、成長産業のこれからの一角を担っていく大変ポテンシャルの高い分野だ。戦略推進グループの発足に当たっては国内外の産業あるいは研究機関とも緊密に連携しながら、しっかりと結果を出していただきたいと思う」と話し、関係省庁とも連携してオールジャパンで取り組んでほしいとグループの今後に期待を示した。
(斎藤丈士)
出典:酪農経済通信 2026年9月15日付
原題:フードテック分野の施策を戦略的に推進
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