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明治HDが中国の牛乳・ヨーグルト事業を譲渡 約76億円で上海澳雅食品へ

  • 7月24日
  • 読了時間: 3分

 明治ホールディングスは2026年7月21日開催の取締役会で、事業ポートフォリオ再構築の一環として、同社グループが中国で展開する牛乳・ヨーグルト事業とBtoB事業を上海澳雅食品有限公司(中華人民共和国上海市普陀区江寧路1158号1603C室、代表者=張海成・法定代表人)に譲渡することを決議したと発表した。

 今回の譲渡は対象会社の株式譲渡によって実施する予定で、譲渡価格は3億2,000万元(約76億円)となる。なお、今回の取引に先立ち、明治(中国)投資有限公司は同社の対象事業を新設子会社に移管する予定であり、当該子会社が取引における譲渡対象会社となる予定。新設子会社は2026年8月21日に設立する予定で、取引実行日は同年12月31日を予定している。

 上海澳雅食品有限公司に譲渡するのは、明治(中国)投資有限公司の対象事業と明治乳業(天津)有限公司、明治乳業(蘇州)有限公司で、乳酸菌を含むヨーグルト製品全般に関する知的財産権等や一部ブランドは今回の対象に含まれていない。

 また、明治食品(広州)有限公司にも対象となる事業の製造施設を有しているが、今回の対象には含まれておらず、今後も明治(中国)投資有限公司の子会社として存続し、カカオ事業の製造拠点として運営を継続する方針を示している。なお、同拠点における対象事業に関する生産は今回の譲渡に先立ち終了する予定としている。

 相手先となる上海澳雅食品有限公司の親会社であるAustAsia Group Ltd.は、シンガポール法に基づき設立された有限責任会社で、株式は香港証券取引所メインボードに上場している。同社は持株会社として子会社を通じて事業を展開し、中国で主に生乳事業、肉牛事業および関連事業を営んでいる。具体的には、乳牛の飼育・牧場運営、生乳の生産・販売、肉牛の飼育・牧場運営、肉牛の販売、飼料の加工・販売ならびに乳製品の販売・流通等を行っている。

 同社では今回の子会社株式の譲渡について「当社グループは、中国市場において、対象事業を含む食品事業を展開してまいりました。近年、中国の牛乳・ヨーグルト市場においては、消費者ニーズの多様化、販売チャネルの変化、競争環境の激化、原材料・物流コストの上昇などにより、事業環境が大きく変化しております。このような状況のもと、当社グループは、中長期的な企業価値向上の観点から、中国事業の持続的成長に向けた事業ポートフォリオのあり方や最適な事業運営体制について検討を重ねてまいりました。本取引により、対象事業を成長に適したパートナーへ承継するとともに、中国における事業ポートフォリオを再構築し、経営資源を当社グループの注力領域であるカカオ事業などへ重点配分してまいります。また、本取引に際しては、お客さま、取引先、社員その他のステークホルダーの皆さまへの影響に十分配慮し、品質・ブランド価値の維持、雇用への配慮、また取引先との円滑な協力体制の維持に努めてまいります」としている。

 ≪酪農経済通信/2026年7月23日付≫

 原題:中国で展開する牛乳とヨーグルト事業譲渡

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