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2024年度バター・脱脂粉乳・チーズ流通実態② 脱脂粉乳の推定出回り量は8.6%減

  • 5月13日
  • 読了時間: 2分

 令和6年度の脱脂粉乳推定出回り量15万700t(機構「脱脂粉乳の需給表」)について、流通経路、業種別および用途別消費量の推計を行った。


 流通経路 推定出回り量は15万700tで前年度比8.6%減(前年度比は『酪農経済通信』試算、以下同)、このうち、国産品(乳業メーカーの自社製造と在庫取り崩しの合計)は15万200tで8.5%減/推定出回り量に対する構成比99.7%(前年度99.6%)、輸入品(機構の輸入・売渡しを通じて乳業メーカーが保有したものの取り崩しなどと乳業メーカー以外への機構の輸入・売渡しの合計)は500tで28.6%減/構成比0.3%(前年度0.4%)となった(図2)。

 また、乳業メーカーの社内消費は4万700tで1.5%減/構成比27.0%(前年度25.1%)、乳業メーカーからの社外販売は10万9,500tで10.8%減/構成比72.7%(前年度74.5%)となった。

 脱脂粉乳は、一般的に加工食品向けの原材料となることから、家庭用(小売業向け)の消費量はごく少量であり、はっ酵乳や乳飲料などを生産する乳業メーカーでの社内消費の割合が高いことが特徴となっている。


 業種別消費量 脱脂粉乳の業種別消費量を見ると、業務用が10万9,700tで10.9%減/業種別消費量に対する構成比72.8%(前年度74.7%)と最も多く、乳業メーカー(社内消費)が4万700tで1.5%減/構成比27.0%(前年度25.1%)と続き、家庭用(小売業向け)は300tで25.0%減/構成比0.2%(前年度0.2%)とごくわずかであった(表3)。

 業務用の内訳では、乳業・アイスクリームメーカーが3万7,000tで2.6%減/構成比24.6%(前年度23.1%)と最も多く、次いではっ酵乳・乳酸菌飲料メーカーが3万4,900tで2.2%減/構成比23.2%(前年度21.7%)となっている。

 国産品では、乳業メーカー(社内消費)、乳業・アイスクリームメーカーおよびはっ酵乳・乳酸菌飲料メーカーで全体の7割以上を占め、輸入品は、はっ酵乳・乳酸菌飲料メーカー、飲料メーカーおよび菓子メーカーのみで消費されている。


 用途別消費量 脱脂粉乳の用途別消費量を見ると、はっ酵乳・乳酸菌飲料向けが6万8,400tで0.7%増/構成比45.4%(前年度41.2%)と最も多く、全体の約4割以上を占めている(表4)。次いで、乳飲料向けが2万1,500tで5.7%減/構成比14.3%(前年度13.8%)、アイスクリーム類が1万4,800tで9.6%増/構成比9.8%(前年度8.2%)となった。

 令和5年度と比べると、アイスクリーム類(前年度比9.6%増)、はっ酵乳・乳酸菌飲料(同0.7%増)は増加したものの、その他の品目は前年同または減少となっており、特にその他(同48.7%減)、菓子・デザート類(同21.1%減)、乳飲料(同5.7%減)での減少が大きい。その他については、在庫低減対策による飼料向け、輸出向けの減少によるものである。

 (つづく。チーズは次号以降掲載)

 ≪酪農経済通信/2026年5月13日付≫

 原題:6年度バター・脱粉・チーズ流通実態②





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