2025年2月からの1年間で北海道の酪農経営181戸減
- 6月23日
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【札幌】北海道農政部畜産振興課は6月14日、「北海道における酪農経営の離脱状況」(2025年2月1日~2026年1月31日)の調査結果を公表した。ホクレンと系統外委託を合わせた減少戸数は181戸で、前回調査(211戸)に比べて30戸減少した。減少率は4.12%と前回(4.58%)から0.46ポイント下回ったものの、4年連続で4%を超えた。
調査は道が市町村と連携し、学校・試験場を含めた道内の生乳出荷者を対象に実施。離農や酪農以外への経営転換、協業法人化による個別経営体の出荷中止も含まれる。
調査期間の1年間に16戸が新規参入したものの197戸が離脱し、181戸の減少となった。なお、協業法人化や既存法人への合併による離脱はなかった。
振興局別の減少率をみると、空知の9.09%が最多。主産地では宗谷が6.90%で前回から3.05ポイント上昇、根室が3.87%で0.83ポイント上昇した一方、釧路は5.75%で0.68ポイント減少、オホーツクが3.61%で1.95ポイント減少、十勝が2.00%で1.15ポイント減少した。なお、前回は9.33%で最も大きかった胆振はゼロだった。
離脱要因は「離農」と「経営転換」に大別され、離農は143戸(前回比1戸増)で72.6%、経営転換は54戸(同24戸減)で27.4%となった。離農の内訳は「高齢化と後継者問題」が63戸(32.0%)で最も多く、「労働力不足」が21戸(10.7%)、「経営者の事故・病気・死亡」が17戸(8.6%)、「将来への不安」が16戸(8.1%)、「負債問題」が11戸(5.6%)だった。経営転換は「乳雌育成専門経営」が30戸(15.2%)で最多。「畜産部門」が10戸(5.1%)、「耕種部門」が9戸(4.6%)、「飼料作物生産」が3戸(1.5%)、「その他農業経営部門」が2戸(1.0%)だった。
離脱戸数を飼養頭数別にみると100頭未満が189戸で全体の95.9%を占めている。要因は高齢化と後継者問題による離農が62戸で最も多く、次いで乳雌育成専門経営への経営転換が27戸(14.3%)、労働力不足による離農が20戸(10.6%)となっている。
100頭以上の階層の離脱戸数は8戸で、要因は乳雌育成専門経営への経営転換が3戸で最多。高齢化と後継者問題による離農、労働力不足による離農、経営者の事故・病気・死亡による離農、その他による離農、畜産部門への経営転換が各1戸だった。
(佐藤世一)
≪酪農経済通信/2026年6月23日付≫
原題:2025年2月からの1年間で経営離脱181戸

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