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2025年の305日検定乳量9,889kg、3年ぶり増加 歴代2位に

  • 6月10日
  • 読了時間: 4分

 家畜改良事業団が5日まとめた「令和7年乳用牛群能力検定成績速報」によると、令和7年のホルスタイン種の305日検定乳量(立会)の全国平均は9,889kgで前年9,713kgから176kg(1.8%)増加し、前年40kg(0.4%)減から3年ぶり増加となり、過去最高だった令和4年(2022年)の9,939kgに次いで、歴代2位の記録となった。これにより、歴代3位は令和3年(2021年)9,830kg、4位は令和2年(2020年)9,819kg、5位は令和元年(2019年)9,760kgとなり、前年令和6年(2024年)は7位となる。

 なお、自動搾乳(搾乳ロボット)検定が急速に普及しているなか、305日乳量も順調に伸びているが、令和7年は全国平均で1万1,691kg(ホルスタイン)と前年1万1,439kgから252kg(2.2%)増と前年41kg(0.4%)増に続き2年連続増加となったほか、立会検定平均を1,802kg(18.2%)上回り、前年の立会検定平均との差1,726kg(17.8%)増から増加幅を広げた。


検定農家数、全国合計で前年度比3.4%減


 令和7年度末現在の検定農家戸数は全国合計が5,755戸で前年度末5,956戸から201戸(3.4%)減少。前年度末は293戸(4.7%)減少で、減少戸数は92戸縮小した。このうち、北海道は3,245戸で97戸(2.9%)減と前年度末145戸(4.2%)減から減少戸数・率とも縮小、前々年度末は114戸(3.2%)減だった。都府県は2,510戸で104戸(4.0%)減と前年度末148戸(5.4%)減から減少戸数・率とも縮小、前々年度末は164戸(5.6%)減だった。

 検定農家数が前年度より増加したのは山形・静岡・三重の各1戸(前年度は福井2戸と高知1戸)、同数は埼玉・東京・石川・福井・滋賀・京都・大阪・島根・徳島・長崎の10都府県(前年度同数は東京・神奈川・山梨・富山・岐阜・三重・佐賀の7都県)。なお、令和7年2月1日現在の畜産統計に基づく検定農家比率は51.8%(北海道67.2%、都府県40.0%)となり、前年度末の同日現在の畜産統計に基づく検定農家比率53.7%(北海道69.2%、都府県41.7%)から低下したが、最新の畜産統計値により変動するものとみられる。

 一方、検定牛頭数は全国合計が48万5,450頭で前年度末から7,831頭(1.6%)減と前年度6,875頭(1.4%)減から減少頭数・率ともにやや拡大し5年連続減少。このうち、北海道は33万7,854頭で3,698頭(1.1%)減と前年度2,257頭(0.7%)減から減少頭数・率ともにやや拡大し4年連続減少、都府県は14万7,596頭で4,133頭(2.7%)減と前年度4,618頭(3.0%)減から減少頭数・率ともにやや縮小したものの5年連続減少。なお、令和7年2月1日現在の畜産統計に基づく検定牛比率は59.2%(北海道71.8%、都府県42.2%)と前年度の同日現在の畜産統計に基づく検定牛比率60.1%(北海道72.6%、都府県43.4%)から低下したが、最新の畜産統計値により変動するものとみられる。


北海道・都府県とも3年ぶりに前年上回る


 ホルスタイン種の「305日検定成績」(2回搾乳、令和7年1月から12月の間に305日検定終了した数値)によると、立会検定での全国の平均乳量は9,889kgで前年9,713kgから176kg(1.8%)増加し前年40kg(0.4%)減から3年ぶり増加となった。

 このうち、北海道は9,901kgで192kg(2.0%)増と前年45kg(0.5%)減から3年ぶり増加。過去最高は令和4年9,962kgで、令和7年は歴代2位の記録となり、3位は令和2年9,851kg。都府県は9,862kgで141kg(1.5%)増と前年30kg(0.3%)減から3年ぶり増加となり、令和7年は過去最高だった令和4年9,890kgに次ぎ歴代2位を記録した。なお、北海道が都府県の成績を上回るのは2年ぶり。


乳脂率は全国平均で3年連続過去最高を更新


 乳成分(2回搾乳、立会)では、全国の平均乳脂率は4.01%で前年3.98%から0.03ポイント上昇し、初の「4%」台に乗せ、3年連続で過去最高を更新した。平均タンパク質率は3.37%で前年3.34%から0.03ポイント上昇し、2年連続で過去最高を更新。平均無脂固形分率は8.83%で令和4年に並び過去最高タイだった前年8.80%から0.03ポイント上昇し過去最高を更新。

 平均乳脂率は北海道が4.04%で前年4.01%から0.03ポイント上昇し3年連続「4%」台となるとともに、過去最高だった平成20年(2008年)4.03%を上回り過去最高を更新し、平均乳脂量はついに「400kg」に乗せた。都府県は3.94%で前年3.92%から0.02ポイント上昇し4年連続で過去最高を更新した。平均タンパク質率は北海道が3.37%で前年3.35%から0.02ポイント上昇し2年連続で過去最高を更新。都府県は3.35%で前年3.34%から0.01ポイント上昇し4年連続(令和5年は過去最高更新の令和4年と同率)で過去最高を更新。平均無脂固形分率は北海道が8.84%で前年8.81%から0.03ポイント上昇し、過去最高だった前年および令和4年を上回り過去最高を更新。都府県は8.81%で前年8.78%から0.03ポイント上昇し、前年および令和4年を上回り過去最高を更新。

 全国の1頭当たりの平均濃厚飼料給与量(2回搾乳、立会)は3,495kgで前年3,465kgから30kg増加し、前年8kg増加に続き3年連続増加。なお、事業開始の昭和50年(1975年)1,889kgとの比較では85.0%増となり、乳量の伸び69.7%増を上回る。平均乳飼比は17%(前年18%)、平均飼料効果は2.8(前年2.8)、平均体重能率指数(乳量÷平均体重)は15.4(前年15.1)。

 ≪酪農経済通信/2026年6月10日付≫

 原題:7年検定乳量9,889kg、3年ぶり増加に




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