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2025年度の生乳生産0.3%増 2年連続増加も牛乳等向けは5年連続減少

  • 4月30日
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 農水省が28日発表した令和8年3月の牛乳乳製品統計(速報)によると、令和7年度=2025年度(2025年4月~2026年3月)の生乳生産量は739万5,522tで前年度確定値に比べ0.3%増と3年ぶり増加だった前年度0.7%増(閏年修正0.9%増、閏年修正は『酪農経済通信』試算・以下同)から伸び率をやや縮小したものの、2年連続増加となった。ただし、800万t割れは平成20年度(2008年度)以降18年連続となる。

 なお、中央酪農会議がまとめた用途別販売実績(速報)の令和7年度販売乳量は「0.4%増」と実質2年連続増加、農畜産業振興機構がまとめた交付対象事業者別販売生乳数量等(速報)の令和7年度販売生乳数量は「0.4%増」と名目・実質とも2年連続増加となっており、『酪農経済通信』試算で指定団体・交付対象事業者「以外」は0.5~2.2%減となっているものとみられる。

 用途別処理量は牛乳等向けが378万1,123tで1.1%減と前年度0.5%減(閏年修正0.2%減)から減少幅をやや拡大し5年連続減少となったほか、5年連続で「400万t」台を割り込んだ。

 飲用牛乳等生産量は337万6,265kLで1.7%減と前年度0.8%減(閏年修正0.5%減)から減少幅を拡大し5年連続減少。令和2年度までは、平成15年度(2003年度)の新調査定義以降「初」の増加となった平成27年度(2015年度)0.3%増以降、6年連続増加だった。「400万kL」割れは平成16年度(2004年度)以降22年連続となる。

 「牛乳」は303万6,636kLで1.2%減と前年度0.3%減(閏年修正は前年並みも小数点以下2位まで算出すると0.04%減)に続き4年連続減少。旧調査定義時の昭和53年度(1978年度)以来36年ぶりに300万kLの大台を割った平成26年度(2014年度)299.5万kLを底に回復基調にあるが、新定義初年度の平成15年度(2003年度)は402.1万kLだったことから、この22年間で98.4万kL減少し、平成15年度(2003年度)の8割弱の水準にとどまる。

 「加工乳・成分調整牛乳」は33万9,629kLで5.8%減と前年度4.8%減(閏年修正4.6%減)に続き3年連続減少、うち成分調整牛乳は19万7,578kLで7.2%減と前年度8.5%減(閏年修正8.3%減)に続き8年連続減少。

 「乳飲料」は97万8,038kLで2.7%減と前年度5.3%減(閏年修正5.0%減)に続き6年連続減少となったほか、平成7年度(1995年度)929.8千kL(牛乳乳製品の生産動向)以来30年ぶりに「100万kL」の大台を割り込んだ。

 「はっ酵乳」は104万6,665kLで0.3%増と4年ぶり増加だった前年度5.6%増(閏年修正5.9%増)から伸び率縮小も2年連続増加となったほか、「100万kL」台は2年連続。

 「乳酸菌飲料」は8万4,048kLで18.7%減と13年ぶり増加だった前年度5.1%増(閏年修正5.4%増)から減少に転じ、2年ぶりに「10万kL」台を割り込んだ。

 乳製品向け処理量は357万1,494tで1.9%増と3年ぶり増加だった前年度2.0%増(閏年修正2.3%増)に続き2年連続増加。

 乳製品の生産量は、「脱脂粉乳」が16万885tで4.2%増と3年ぶり増加だった前年度4.9%増(閏年修正5.2%増)に続き2年連続増加となったほか、平成21年度(2009年度)17万179t以来、16年ぶりの「15万t」超え。

 「バター」は7万7,469tで6.6%増と3年ぶり増加だった前年度6.2%増(閏年修正6.4%増)に続き2年連続増加となり、2年連続「7万t」台。

 「チーズ」は14万9,889tで0.6%増と3年ぶり増加だった前年度1.2%増(閏年修正1.5%増)に続き2年連続増加となったものの、平成26年度(2014年度)14万1,160t以来9年ぶりに「14万t」台に低下した前々年度以降3年連続「14万t」台。

 「クリーム」は12万1,574tで0.2%増と3年ぶり増加だった前年度2.5%増(閏年修正2.7%増)に続き2年連続増加。なお、クリームは平成29年(2017年)1月分から調査定義を変更したため、平成28年度(2016年度)以前と直接比較することはできないが、令和3年度はそれまで過去最高だった平成26年度(2014年度)を上回る12万927tを記録し、過去最高を更新していた。

 乳製品の令和7年度末在庫量は、全粉乳が4,539tで期首(2025年3月末)比454t積み増しとなり前年同期比11.1%増、脱脂粉乳は6万9,530tで1万7,541t積み増し(国産6万9,072tで1万7,380t積み増し、輸入458tで161t積み増し)となり33.7%増(国産33.6%増、輸入54.2%増)、バターは3万3,970tで6,811t積み増し(国産3万2,412tで7,163t積み増し、輸入1,558tで352t取り崩し)となり25.1%増(国産28.4%増、輸入18.4%減)、ホエイパウダーは1万4,213tで126t積み増し(国産1万2,899tで613t積み増し、輸入1,314tで487t取り崩し)となり0.9%増(国産5.0%増、輸入27.0%減)。

 ≪酪農経済通信/2026年4月30日付≫

 原題:令和7年度生乳生産0.3%増―牛乳統計






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