2025年度の販売生乳数量、名目・実質2年連続増加 全国705万6,071t
- 4月27日
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農畜産業振興機構が24日発表した令和8年3月分の交付対象事業者別販売生乳数量等(速報)によると、令和7年度(2025年度)の全国の販売生乳数量は705万6,071tで前年度比0.4%増と名目・実質とも3年ぶり増加に転じた前年度0.2%増(閏年修正0.5%増、閏年修正は『酪農経済通信』試算・以下同)から伸び率をやや拡大し2年連続増加になるとともに、全国の販売生乳数量の700万t台は平成16年度(2004年度)以降22年連続となる。
指定団体10団体合計販売数量は686万3,668tで本紙試算による前年度比は0.4%増となり、実質3年ぶり増加(名目3年連続減少)だった前年度0.1%減(閏年修正0.2%増)に続き、実質2年連続増加(名目4年ぶり増加)となったものの、指定団体ベースでは5年ぶりに「700万t」台を割り込んだ前々年度以降3年連続「700万t」台割れ。なお、過去最高だった平成8年度(1996年度)の815万5,538tとの比較では84.2%の水準にとどまる。
ホクレンは1.1%増と3年ぶり増加だった前年度1.0%増(閏年修正1.3%増)に続き2年連続増加となったほか、四国生乳販連が0.6%増と前年度3.3%減(閏年修正3.1%減)から4年ぶり増加に転じた。一方、中国生乳販連は0.6%減と実質3年ぶり増加だった前年度0.1%減(閏年修正0.2%増)から実質2年ぶり減少(名目4年連続減少)、関東生乳販連0.1%減と前年度0.4%減(閏年修正0.2%減)から減少幅縮小も4年連続減少、九州生乳販連0.6%減と前年度2.4%減(閏年修正2.1%減)から減少幅縮小も4年連続減少、東海酪連0.5%減と前年度2.8%減(閏年修正2.5%減)から減少幅縮小も4年連続減少、近畿生乳販連2.2%減と前年度1.6%減(閏年修正1.3%減)に続き4年連続減少、北陸酪連3.2%減と前年度3.5%減(閏年修正3.2%減)に続き4年連続減少、沖縄県酪農協2.1%減と前年度5.3%減から減少幅縮小も7年連続減少、東北生乳販連1.2%減と前年度2.0%減(閏年修正1.8%減)から減少幅縮小も13年連続減少。
都府県計(第1号対象事業者のうち、ホクレンとサツラクを除いた農協・農協連合会の合計)は本紙試算286万5,776tで0.6%減と前年度1.5%減(閏年修正1.2%減)から減少幅を縮小したものの4年連続減少となったほか、令和4年度まで平成20年度(2008年度)以降15年連続で維持した「300万t」割れは3年連続。
サツラクは2.5%増と3年ぶり増加だった前年度2.2%増(閏年修正2.5%増)に続き2年連続増加、カネカ食品は2.4%増と2年ぶり増加だった前年度8.3%増(閏年修正8.6%増)に続き2年連続増加、富士乳業は5.2%減と前年度19.1%増(閏年修正19.4%増)から前年度比が算出できる令和4年度以降4年ぶり減少、MMJは5.0%増と前年度16.8%増(閏年修正17.1%増)に続き4年連続増加。
第1号対象事業者(生乳を集めて乳業に販売する事業者)は0.4%増と3年ぶり増加だった前年度0.2%増(閏年修正0.5%増)に続き2年連続増加、第2号対象事業者(乳業に直接生乳を販売する酪農家)は5.2%減と前年度4.1%減(閏年修正3.9%減)に続き4年連続減少、第3号対象事業者(乳製品を加工販売する酪農家)は1.3%増と2年ぶり減少だった前年度0.7%減(閏年修正0.5%減)から2年ぶり増加。
加工原料乳生乳数量のうち、脱脂粉乳・バター等向けは全国合計が186万4,760tで3.8%増と3年ぶり増加だった前年度4.1%増(閏年修正4.4%増)に続き2年連続増加となったほか、「脱粉・バター等向け」発生率(本紙試算・販売生乳数量に占める割合、令和5年度以前は認定数量に占める割合)26.43%で前年度25.57%から0.86ポイント上昇し、3年ぶり上昇だった前年度0.97ポイント上昇に続き2年連続上昇。過去最低は平成30年度の20.81%だった。
各交付対象事業者別加工原料乳(脱粉・バター等向け、チーズ向け、液状乳製品向け)発生率では、ホクレンは79.70%で前年度79.17%から0.53ポイント上昇(前年度0.82ポイント上昇)、うち「脱粉・バター等向け」は39.90%で前年度39.05%から0.85ポイント上昇(前年度1.20ポイント上昇)したものの、16年連続で40%を下回った。なお、過去最低は平成30年度の33.37%。本紙試算による都府県計(第1号対象事業者のうち、ホクレンとサツラクを除いた農協・農協連合会の合計)は10.87%で前年度10.18%から0.69ポイント上昇(前年度0.37ポイント上昇)、うち「脱粉・バター等向け」は8.95%で前年度8.23%から0.72ポイント上昇(前年度0.40ポイント上昇)、過去最低は平成30年度の6.35%。
加工原料乳生乳数量のうち、「チーズ向け」は2.8%増と前年度0.9%減(閏年修正0.6%減)から3年ぶり増加。脱粉・バター等向けにチーズ向けを加えた加工原料乳発生率は32.61%で前年度31.61%から1.0ポイント上昇(前年度0.90ポイント上昇)し2年ぶり上昇だった前年度に続き2年連続上昇。「液状乳製品向け」は0.7%減と3年ぶり増加だった前年度0.2%増(閏年修正0.4%増)から2年ぶり減少。
≪酪農経済通信/2026年4月27日付≫
原題:7年度販売数量、名目・実質2年連続増加



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