2025年度アイス・氷菓販売、製品形態別では金額・物量ともマルチパックが最大
- 6月17日
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日本アイスクリーム協会がまとめた2025年度「アイスクリーム類及び氷菓」販売実績から、製品形態別の動向を見ると、金額ベースで増加(前年並み含む)したのは「紙カップ」9.7%増(前年度4.2%増)、「プラカップ」前年並み(前年度11.2%増)、「スティック」0.7%増(前年度4.3%減)、「コーン」6.4%増(前年度7.7%増)、「モナカ」6.9%増(前年度4.9%増)、「その他一般(一口タイプ、サンドタイプ、もちアイス、飲むタイプ、ケーキ等を含む)」1.9%増(前年度7.5%増)、「業務用」6.4%増(前年度14.1%増)で、前年度減少だった「スティック」が増加に転じた一方、前年度増加だった「マルチパック」は2.2%減(前年度7.0%増)、「ホームタイプ」6.8%減(前年度5.7%増)の2形態が減少に転じた。
販売物量で増加したのは、「紙カップ」1.6%増(前年度3.2%増)、「コーン」2.2%増(前年度0.9%増)、「モナカ」4.2%増(前年度0.9%増)、「業務用」2.4%増(前年度6.5%増)の4形態で、前年度増加だった「プラカップ」は2.4%減(前年度5.9%増)、「マルチパック」5.7%減(前年度4.4%増)、「ホームタイプ」4.0%減(前年度0.2%増)、「その他一般」3.0%減(前年度2.7%増)の4形態は減少に転じたほか、前年度唯一の減少だった「スティック」は8.6%減(前年度2.3%減)と連続減少となり、減少は前年度1形態から5形態に増加。
同協会では「形態別販売金額では、『マルチパック』『ホームタイプ』は前年割れとなりました。これらの商品は、主に量販店等での日常的な購買が中心であることから、価格改定の影響を受けやすく、消費者の節約志向や価格感応度の高さが表れたものと考えられます。形態別販売物量では、多くの形態で前年を下回る結果となりました。その一方で、『紙カップ』『コーン』『モナカ』『業務用』などは比較的堅調に推移しました。これらは、高品質・高付加価値商品の展開が進んでいるカテゴリーであることに加え、業務用製品については店頭価格の影響を直接受けにくいことなどが背景にあると考えられます」と分析している。(アイスクリーム全体および種類別実績は『酪農経済通信』2026年6月15日付に掲載)
形態別最大のマルチ、金額は8年ぶり減少に
金額ベース実績を構成比の順にみると、構成比24.5%(前年度25.7%)で構成比がやや低下したものの、最大カテゴリーとなった「マルチパック」は1,622億円で2.2%減と前年度7.0%増から8年ぶり減少(2021年度は前年度同額)。次いで、「紙カップ」が構成比16.9%(前年度15.8%)の1,121億円で9.7%増と前年度4.2%増に続き6年連続増加、「その他一般」が構成比15.6%(前年度15.8%)の1,037億円で1.9%増と前年度7.5%増に続き4年連続増加、「スティック」が構成比10.8%(前年度11.1%)の718億円で0.7%増と4年ぶり減少だった前年度4.3%減から増加、「業務用」が構成比10.5%(前年度10.2%)の699億円で6.4%増と前年度14.1%増に続き5年連続増加となり、1位から5位までの順位に変動はない。
6位以降は、「モナカ」が構成比7.3%(前年度7.0%)の483億円で6.9%増と前年度4.9%増に続き4年連続増加となり前年度7位から6位に浮上、代わって前年度6位だった「プラカップ」が構成比7.1%(前年度7.2%)の467億円で前年度同額となり2年ぶり増加だった前年度11.2%増に続き2年連続前年クリアも7位に後退、「コーン」が構成比6.3%(前年度6.0%)の415億円で6.4%増と前年度7.7%増に続き4年連続増加、「ホームタイプ」が構成比1.0%(前年度1.1%)の69億円で6.8%減と前年度5.7%増から3年ぶり減少。
物量最大シェアのマルチ、物量は2年ぶり減少
同様に、物量ベースでは構成比順に構成比26.3%(前年度27.3%)で最大物量の「マルチパック」が24万1,262kLで5.7%減と3年ぶり増加だった前年度4.4%増から減少に転じ、4年連続で構成比30%を割り込んだ。次いで、「紙カップ」が構成比15.9%(前年度15.3%)の14万5,830kLで1.6%増と3年ぶり増加だった前年度3.2%増に続き2年連続増加、「その他一般」が構成比13.1%(前年度13.2%)の11万9,837kLで3.0%減と前年度2.7%増から4年ぶり減少、「業務用」が構成比12.0%(前年度11.4%)の10万9,585kLで2.4%増と前年度6.5%増に続き5年連続増加、「スティック」が構成比9.3%(前年度10.0%)の8万5,210kLで8.6%減と4年ぶり減少だった前年度2.3%減に続き2年連続減少。
6位以降は、「プラカップ」が構成比8.3%(前年度8.3%)の7万6,056kLで2.4%減と2年ぶり増加だった前年度5.9%増から減少、「モナカ」が構成比7.3%(前年度6.8%)の6万6,359kLで4.2%増と前年度0.9%増に続き3年連続増加、「コーン」が構成比5.8%(前年度5.6%)の5万3,361kLで2.2%増と2年ぶり増加だった前年度0.9%増に続き2年連続増加、「ホームタイプ」が構成比2.0%(前年度2.0%)の1万8,145kLで4.0%減と前年度0.2%増から3年ぶり減少となり、1位から9位まで順位に変動はない。
≪酪農経済通信/2026年6月17日付≫
原題:2025年度アイス・氷菓販売、製品形態別動向
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