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3R推進団体連絡会、「自主行動計画2030」を策定 1,000mL牛乳パックも軽量化目標に

  • 5月22日
  • 読了時間: 3分

 飲料用紙容器リサイクル協議会など容器包装の3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進する8団体で構成する3R推進団体連絡会は20日、容器包装の3R推進のための「自主行動計画2030」を策定したと発表した。行動計画は、2006年度から2010年度までの第1次計画以来、5年ごとに見直しを行っており、今回策定した計画は第5次自主行動計画となる。

 3R推進団体連絡会は、容器包装リサイクル法対象のガラスびん、PETボトル、紙製容器包装、プラスチック容器包装、スチール缶、アルミ缶、飲料用紙容器、段ボールの8素材の容器包装の3R推進に取り組む8団体で、2005年12月に結成された。資源循環型社会の構築に寄与するため、容器包装リサイクル法に基づく分別収集と再商品化をはじめ、3Rを一層効率的に推進するための事業を広範に推進している。

 行動計画では、構成団体が取り扱う8素材の特性に応じて、容器包装の軽量化・薄肉化やコンパクト化などの最適化を行う「リデュース」、再使用を行う「リユース」、再生利用を行う「リサイクル」を推進するための取り組みを展開すると掲げた。

 8素材のうち、牛乳パックなど紙製容器包装のリデュースにかかる個別計画では、従来、食品容器として中身飲料の安全性・衛生性を担保すべく、500mL牛乳パックに限定してリデュースに取り組んできた。しかし23年度に1,000mL用の国内最軽量原紙が開発されたことを受けて、次期5カ年では1,000mL牛乳パックのリデュースも目標に加える。具体的には、主に最軽量原紙の採用率を上げて、30年度までに1%以上の軽量化(24年度比)を目指す。500mL牛乳パックについても、現状の3%以上の軽量化率(04年度比)を維持する。

 紙製包装用紙のリサイクルでは、第4次行動計画で課題としていた紙パック回収率の低下傾向について、飲料用紙パックリサイクル行動計画「プラン2025」に基づく事業の展開で回収率が増加に転じたとして、今後は回収率の増加を加速させ「回収率50%以上」達成に向け取り組んでいくとした。

 回収活動を強化・発展させるに当たっては、コロナ禍で減少した学校給食用牛乳紙パック(学乳パック)の回収率を早期に回復し、けん引役として高い回収率を維持できるよう、啓発・支援を続けるほか、家庭で消費される紙パックの半数以上を回収する店頭回収の好事例を水平展開して、活性化を支援する。

 その上で、紙パックの回収には、紙パック飲料の飲用・利用者の協力が不可欠になるとして、市民をはじめ消費者に紙パックリサイクルについて正しく理解してもらい、適切な分別排出への協力を依頼するとした。できるだけ多くの人に啓発をするため、Web広告や自治体有料ごみ袋広告などを利用して、“リサイクル無関心層”にも届くよう間口を広げる。併せて、再生品の品質の良さや、何にリサイクルされているのかなど、十分に伝わっていない部分について、実物展示など理解しやすい形での情報発信もしていく。

 また紙パック回収インフラにおいては、地域で回収方法が異なるなど、標準化や情報の統一に課題があるとして、自治体ごとに違う紙パックの回収・排出ルールを調査・発信し、行政回収の地域差解消を目指す。紙パックが可燃ごみなどで排出されている場合には、適切なルートに戻す働きかけも行っていく。

 さらに業務用分野では、容器包装リサイクル法のような再資源化を義務付ける制度がなく、オペレーション効率が優先されていることから、テナントとビルオーナーの関係や商店街の横のつながりを活かした回収支援を継続しつつ、未把握の排出事業者を掘り起こしながら、新規の回収ルートや再資源化の手法を模索する。

 こうした活動を定期的に振り返り、目的に近づいているかを評価確認するとともに、活動の成果を公表していくとした。振り返りを通して、効果の高いものと低いものを整理し、次年度の活動を修正していく。

 (山根藍利)

 ≪酪農経済通信/2026年5月22日付≫

 原題:3R推進団体連絡会が自主行動計画を策定

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