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「FOOMA JAPAN 2026」開幕、過去最多1,056社出展 日本テトラパックはLL牛乳をPR

  • 6月3日
  • 読了時間: 3分
「FOOMA JAPAN 2026」オープニングセレモニー
「FOOMA JAPAN 2026」オープニングセレモニー

 世界最大級の食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2026」(主催=日本食品機械工業会)が6月2日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。49回目を迎える今回は「The Shift is On.」をテーマに掲げ、過去最大の1,056社が出展。自動化・省人化、AI・ロボット技術、フードテックなど次世代の食品製造を支える技術が一堂に集結した。展示会は2日から5日までの4日間の日程で開催する。

 今回の開催テーマは「The Shift is On.」とした。自動化や省力化、環境への配慮、フードテックに加え、食に対する価値観の変化など、食にまつわる業界が大きな転換点に置かれる中、食品産業は「変化への対応」から「新しいスタンダードを自ら選び、創造する」段階へと産業全体がシフトし始めているとして、その新たな価値を具体的な技術やソリューションで提示する「変化の起点」となることを目指す。

 その象徴となる取り組みとして「Innovation Hub」を設置。スタートアップ企業や国内外の研究機関、AI・ロボティクス・デジタル技術など、次世代の食品製造を支える企業を集めた。植物工場や陸上養殖、AIや宇宙技術などが紹介される。

 オープニングセレモニーで主催者を代表してあいさつした日本食品機械工業会の大川原行雄会長(㈱大川原製作所社長)は「総合トレードショーとしてここまで大きな展示会にできたのも皆さまのおかげ」と感謝を述べた上で「この展示会のランクをもうひとつ上げて、国内だけの展示会ではなく、海外にも通用する展示会を目指す。JECCという認証制度を来年正式に取得したい」と考えを示した。さらに大川原会長は「今回の展示会はそのデータ取りにもなる。(来場者数の算出方法が変わるため)数字は減るかもしれないが、一生懸命に皆さまへお答えできる展示会にしていく」と話した。


日本テトラパックはLL牛乳の利点をPR


 出展者のうち日本テトラパック㈱は「持続可能な食品の未来へ」をテーマに“加工処理・容器包装・サービス”の3本柱をアピールした。

 このうち、「加工処理」の分野においては、他社の製品と比較して省エネ性能と環境対応に強みがあるという、ホモゲナイザーや遠心分離機を筆頭に、メンテナンス性に優れるプレート式熱交換器など、乳製品や加工食品などのフルラインのソリューションと加工処理機器を紹介。また「容器包装」の分野では、サトウキビ由来で再生可能なポリエチレンを利用した紙パックをPRした。

 特に容器包装の分野をめぐり、同社の鈴木陽子マーケティング部マーケティングマネージャーは「法律が変わったのを背景に、キャップ付き容器の需要がかなり大きい」と説明。酪農乳業界での今後の展開については、長期常温保存が可能なLL牛乳の利点をPRしていきたいと意欲を示した。

 鈴木氏は「台風や地震などの災害で、いつでも物が手に入るような状況ではなくなってしまうという危機感は皆さんの中にもあると思う」と指摘。その上で「牛乳という栄養価値の高いものを日頃から備えておくことができるのがロングライフの良いところ。長期常温保存を可能にするLL向けの紙パックで業界をリードしているが、例えば毎日買い物に行くのが大変な人たちにも(牛乳のような)栄養のあるものを摂ることを可能にすることを目指して、今後もLLの技術を広めていきたい」と話した。

 (山根藍利)

 ≪酪農経済通信/2026年6月3日付≫

 原題:「FOOMA JAPAN 2026」開幕


日本テトラパックのブース
日本テトラパックのブース

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