「リケジョ」活躍へ――明治、関西工場で女子中高生と交流
- 11 分前
- 読了時間: 3分

【貝塚=大阪】明治は21日、大阪府貝塚市の明治関西工場で女子中高生向け企業オフィスツアーを開催、ヨーグルト製造ラインの見学や同社女性社員との座談会を行った。文理選択や将来の進路に悩む女子学生に「リケジョ」の女性社員や職場に触れてもらうことで、科学、技術、工学、数学の領域(STEM領域)で活躍する女性を増やすことを目指す。
この取り組みは、公益財団法人山田進太郎D&I財団が掲げる「D&I(多様性と包括性)を推進することで、ジェンダー・人種・年齢・宗教などに関わらず、誰もが自身の能力を最大限に発揮できる社会の実現へ寄与する」という理念に賛同し、同財団が企業と共に実施するツアー形式のプログラム「Girls Meet STEM」に参画し、昨年夏から始めたもの。実施は今回で3回目となり、同社の乳業工場での開催は初めてとなる。当日は全国から女子中学生と女子高校生の計13人が集まった。
今回のイベントはヨーグルト製造ラインの見学と座談会の2部構成で実施した。
最初に関西工場内の見学施設「明治なるほどファクトリー関西」で、同社の担当者が会社としての取り組みや工場の概要を動画を交えて説明したほか、実際に製造ラインを見学しながら乳酸菌の働きやヨーグルトの充てん工程などを紹介した。

若手女性社員が学生らと座談会、悩み相談
その後の座談会では、グループに分かれた女子学生のテーブルに同社の若手女性社員3人が輪番で同席し、学生たちの質問に答えた。
参加した学生の多くは文理選択や進路選択を前に理系へ進むか悩んでいた。大学受験を念頭に、おすすめの選択科目や勉強方法、理系に進むメリットなどについて多くの質問が飛び交っていた。若手女性社員らは学生らの悩みに真摯に答えつつ、理系に進んだ先輩として、実体験を基に理系の魅力や仕事の面白さについて伝えていた。
今回の企画の担当者によると、座談会は毎回反響の大きいコンテンツだという。
イベントを振り返り、取り組みを主導する同社人財開発部DE&I推進グループの塩見真紀氏は「小規模なグループでの交流が奏功し、従来の座談会よりも活発な意見交流が見られた」と手応えを語った。
参加した学生からは、普段は理系のロールモデルになる女性と交流する機会が少なかったため、座談会での体験が「とても参考になった」という声や、「理系に進む決意が固まった」といった声が多く聞かれたほか、学生と交流した女性社員からも「初心を思い出すきっかけになった」という意見も挙がった。

とことん自分の「好き」を追求してほしい
イベントの最後に、同社人財開発部の信藤幸子部長が、学生たちに向けて「最近は『推し活』をきっかけに就職する人も多いと聞いている。皆さんにはとことん自分の『好き』を追求してもらいたい」と呼びかけた。
信藤部長は、座談会では勉強の相談や就職に有利な大学の学部についての質問が目立ったと述べた上で、「好きなことは好き、逆に嫌いなことは嫌いなもの。生きている時間の中で嫌いなことに埋め尽くされると本当に人生はつまらない。だからこそ好きなことを見つけて、それを追求してもらいたい」と勉学以外の部分の重要性を説き、「社会人になるまではあっという間。たくさんいろんな経験をして、友達をつくり、好きなものをつくって、元気に過ごしてもらいたい」と学生たちを激励した。
(山根藍利)
出典:酪農経済通信 2026年8月25日付
原題「『リケジョ』活躍へ女子学生と交流――明治」
.webp)








