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ヨーグルト継続摂取で平均血糖値など改善 明治・千葉大などが共同研究

  • 6月9日
  • 読了時間: 3分

 明治は5日、同社と㈱ザ・ファージ(德永翔平代表取締役CEO)が国立大学法人千葉大学大学院医学研究院の川上英良教授との共同研究で、「Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus 2038株」と「Streptococcus thermophilus 1131株」で発酵させたヨーグルトの摂取が、血糖動態(血糖コントロールの状態)および腸内細菌叢(腸内フローラ)に及ぼす影響を大規模介入研究により検討した結果、同ヨーグルトの継続摂取後に、平均血糖値や血糖波形(血糖値の1日の推移)の特性を示す指標が改善し、酪酸産生菌をはじめとする代謝機能との関連が報告されている腸内細菌が増加することを明らかにしたほか、摂取開始前の腸内細菌叢の違いが、血糖動態変化の個人差と関連する可能性が示唆されたとする研究成果が、国際学術誌「The Journal of Nutrition」に5月19日オンライン掲載されたと発表した。また、5月22日に開催された第69回日本糖尿病学会年次学術集会で口頭発表を行った。

 発表タイトルは、論文が「Associations Between Yogurt Consumption, Gut Microbiota Composition, and Glucose Dynamics: A Single-Arm 84-Day Intervention Study Using Continuous Glucose Monitoring.(Sugimoto et al., The Journal of Nutrition. 2026 May 19, 101572 in press)」、学会発表が「発酵乳の摂取と血糖動態および腸内細菌叢の変化との関連の検討―持続血糖モニタリングを用いた単群84日間介入研究―」で、非糖尿病の日本人成人を対象に、84日間のヨーグルト摂取が血糖動態に与える影響を持続血糖モニタリング(CGM)で評価したほか、介入による腸内細菌叢の変化や、摂取開始前の腸内細菌叢と血糖改善効果の個人差との関連も調べた結果、「CGMの3指標(平均血糖値、血糖波形の振幅、血糖波形のなめらかさ)が改善した」「腸内細菌叢は酪酸産生菌が増加し、代謝的に良好な状態に変化したことが示唆された。酪酸産生菌は、腸内環境や代謝機能の改善に関わることが注目されている腸内細菌群」「摂取開始前の酪酸産生菌が多い人ほど血糖波形の改善効果が高い可能性が示唆された」ことが示されたという。

 研究成果の活用について、同社では「ヨーグルト摂取は、糖尿病をはじめとする代謝性疾患のリスク低下と関連することが、これまで多くの観察研究で報告されています。2024年には米国食品医薬品局がヨーグルトに対する2型糖尿病のリスク軽減表示を条件付きで認可しました。当社も、ヨーグルト摂取により糖尿病関連の医療費を削減できることを示すシミュレーション研究結果を昨年発表しました。本研究では、ヨーグルトの継続摂取後に、血糖動態および腸内細菌叢に改善が認められました。これらの結果は、ヨーグルトが整腸作用に加え、血糖動態の改善に関与する可能性を示すものです。また、摂取開始前の腸内細菌叢が血糖動態変化の個人差と関連していたことから、今後、腸内細菌叢に基づく個別化栄養介入戦略の開発につながることが期待されます。なお本研究成果は、明治のオープンイノベーション推進プログラム『明治アクセラレーター』をきっかけに2023年3月から開始した協業によるものです」としている。

 ≪酪農経済通信/2026年6月9日付≫

 原題:明治がヨーグルトの継続摂取で共同研究

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