森永乳業2025年度決算、3期連続増収増益 食品事業は1.8%増
- 5月14日
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森永乳業が13日発表した2026年3月期連結決算は、売上高が5,714億5,800万円で前期比1.8%増と前期2.6%増に続く増収となった。同社では2022年3月期期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等適用となっており、実質では5期連続増収。
営業利益は344億7,900万円で16.3%増(前期6.5%増)となり、3期連続で増収増益を達成した。経常利益は371億2,100万円で24.3%増。当期純利益は225億9,900万円で313.9%増(前期91.1%減)、1株当たり当期純利益は276円02銭(前期64円60銭)。年間配当は1株当たり100円(第2四半期末45円、期末55円)で前期90円から10円増配。なお、期末配当については前回予想(48円)から1株当たり7円増配した。
セグメント別にみると、「食品事業(市乳、乳製品、アイスクリーム、飲料など)」は売上高5,476億6,100万円で前期比1.8%増(前期3.2%増)、営業利益458億700万円で15.1%増(前期4.4%増)。「その他の事業(飼料、プラント設備の設計施工など)」は売上高339億5,900万円で5.1%増(前期1.8%増)、営業利益35億8,200万円で23.7%増(前期46.2%増)。
なお、消去または全社で売上高はマイナス101億6,200万円、営業利益はマイナス141億9,100万円となり、合計の売上高は5,714億5,800万円で1.8%増(前期2.6%増)、営業利益は344億7,900万円で16.3%増(前期6.5%増)となる。
中期経営計画における分野別業績概況のうち、「成長分野(成長領域)」では、ヨーグルト、アイス、海外での菌体・育児用ミルクの販売が順調に推移し、第2四半期(中間期)までは減収であったヨーグルトも四半期ごとに販売状況が改善した結果、売上高は1,245億2,900万円で5.2%増と増収。
利益面では、価格改定、菌体をはじめとする高付加価値商品の拡大によるプロダクトミックスの改善などを進めた一方で、原材料価格の上昇やオペレーションコスト増加、アイス新製造設備の稼働開始に伴う償却費増加などが影響し、営業利益は125億9,100万円で8.6%(11億8,300万円)減と減益。
「基幹分野(中核・乳業基盤・転換領域)」では、中核領域の「MILEI GmbH(ミライ社)」がホエイたんぱく市況の高止まりや販売数量増を背景に増収増益となったことが大きく貢献し、売上高は3,649億6,400万円で3.4%増と増収。
利益面では、原材料価格の上昇やオペレーションコストの増加に対応した価格改定に取り組むも、ビバレッジ、チーズ、牛乳などの売上数量の減少が営業利益を押し下げた一方で、BtoB事業の拡大や米国子会社の工場統合効果も増益に寄与し、営業利益は200億3,300万円で43.4%(63億3,500万円)増と大幅増益。
「育成・その他分野(育成領域)」では、育成領域のECチャネルを通じた健康食品が堅調に推移したほか、独自事業会社等の増益影響もあり、売上高は819億6,500万円で8.8%減、営業利益は18億5,500万円で15.2%(3億3,200万円)減と減収減益。
なお、内訳となる「海外事業」全体では、ドイツの「MILEI GmbH(ミライ社)」が好調を維持したほか、菌体、パキスタンの「NutriCo Morinaga(NM社)」も順調に推移し、売上高は874億7,400万円で25.1%増。利益面では、ホエイたんぱく市況の高止まりや販売数量増を受けて増益となった「MILEI GmbH(ミライ社)」ほか、菌体の販売や海外子会社各社による増益に加えて、のれん償却費の減少が影響し、営業利益は169億9,700万円で127.4%(95億2,100万円)増。
次期連結業績予想は、売上高5,800億円で1.5%増(第2四半期3,000億円で2.3%増)、営業利益320億円で7.2%減(第2四半期179億円で14.0%減)、経常利益327億円で11.9%減(第2四半期184億円で16.2%減)、当期純利益200億円で11.5%減(第2四半期130億円で11.2%減)。
年間配当は25円(第2四半期末12円、期末13円)。今年7月1日を効力発生日として普通株式1株につき4株の割合で株式分割を実施する予定で、株式分割を考慮しない場合の1株当たり配当金額予想は100円(第2四半期末48円、期末52円)となる。
≪酪農経済通信/2026年5月14日付≫
原題:森永乳業の25年度決算は3期連続増収増益
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