熊本県内の酪農専門2組合、2027年4月に合併へ 予備契約に調印

熊本県酪農業協同組合(熊本市、山本健二組合長)と大矢野地方酪農業協同組合(上天草市大矢野町、水野幸也組合長)は9月1日、熊本市の熊本県酪連で合併予備契約の調印式を行い、2027年4月1日の合併を目指して予備契約書に調印した。合併後の組合名称は「熊本県酪農業協同組合」となる予定。2026年4月に県内の6酪農専門組合の合併によって発足した熊本県酪農業協同組合が大矢野地方酪農業協同組合と新たに合併することで、熊本県内における酪農専門農協の組織再編がさらに前進する形となる。
2026年9月1日現在の合併対象2組合の生乳出荷戸数は79戸で、熊本県酪連全体(346戸)の22.8%を占めており、2025年度の生乳生産量は7万6,441tで県酪連全体(24万5,672t)の31.1%に当たる。
熊本県内では、酪農家戸数の減少や飼料価格の高止まり、生産コストの上昇など厳しい経営環境が続いており、酪農専門農協の再編と組織基盤の強化が課題となっている。今回の合併は、このような状況を踏まえた県内酪農組織整備の一環となる。
調印式であいさつした熊本県酪農協の山本組合長は「熊本県専門農協合併等組織整備推進協議会が進めている本県組織整備の次段階として、大矢野地方酪農業協同組合と熊本県酪農業協同組合がひとつになって、2027年4月1日にひとつの組合として活動していくこととなり、大矢野地方酪農協に熊本県酪農協天草出張所として活動していただくことで、天草地区の基盤強化につながることを期待している」と話した。
その上で「生産者の減少は今後も危惧されることと感じている。今後も熊本県専門農協合併等組織整備推進協議会が進めている本県組織整備は必要不可欠であることは言うまでもないことだと考えている」と話し、合併協議に尽力した関係者に謝意を伝えた。
出典:酪農経済通信 2026年9月3日付
原題:熊本県内酪農専門2組合が2027年4月に合併
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