牛乳・乳製品利用料理コンクール、標津高校の二平さんが金賞
北海道牛乳普及協会とホクレンが主催する第47回牛乳・乳製品利用料理コンクールが10月30日、札幌市の札幌ベルエポック製菓調理専門学校で開かれ、最優秀賞に当たる金賞に二平優李さん(標津高校3年)の「鮭節バスクチーズケーキ~標津羊羹仕立て~」が輝いた。
家庭の中で牛乳・乳製品を活用してもらう動機付けと定着化を図ろうと、道産の牛乳・乳製品を利用したアイデア料理を審査する恒例のコンクール。47回目の今回は全道の高校から163作品、大学・専門学校から116作品、一般から25作品の合計304作品が寄せられた。
この日は書類選考を通過した10作品の実演審査会を実施。中川幸恵審査員長(北海道栄養士会会長)と貫田桂一審査員(フードディレクター)、松田真枝審査員(料理研究家)が普及性や独創性、おいしさ、牛乳・乳製品の調理特性を生かしているかなどの基準で審査を行った。
表彰式であいさつした同協会の徳田善一会長(ホクレン副会長)は、コンクールに304点もの応募があったことに謝意を示した上で、実演審査に進んだ作品について「どの作品も牛乳・乳製品を上手に使ったアイデアに富んだ力作ばかり。私も試食したが、どれもおいしかった」と評価した上で「牛乳・乳製品はいろいろな料理に使うことができる食材であり、優れた食品であることを改めて知っていただけたのではないか。料理に欠かせない牛乳・乳製品の根幹は酪農にある。北海道は酪農王国と呼ばれており、北海道の地域経済をしっかり支えている。全国で生産される約6割が北海道でつくられ、いろいろな食品の材料としても使われている。酪農は北海道の地域経済をしっかり支えている」と述べた。

金賞に輝いた二平さんの作品は、標津町の特産である鮭節と標津羊羹を使ったチーズケーキ。トッピングのホイップクリームは同町のサーモン科学館の屋上にある3粒のイクラの巨大オブジェをイメージし、丸く絞っている。
講評に立った中川審査員長は、二平さんの作品について「ご当地ブランドの認定ができるのではないかというほど大変すばらしい物に仕上がった。完成度の高さや地元愛を感じる仕上がりだった」と高く評価した。
二平さんは「金賞を取れると思っていなかった。普通科から(金賞を)取れたのがうれしい」と笑顔。同校では「フードデザイン」の授業を選択しており、地場産品を活用した地域の魅力を伝えるメニュー開発などに取り組んでいる。今回の作品については「羊羹と鮭節の良さの両立が難しかった」と振り返る。試行錯誤の末に完成させた作品は、同校のフードデザインを選択する生徒のオリジナルメニューとしてJA標津の「大感謝祭2026」などで販売され、100個が完売するなど好評を得た。
卒業後は調理系の専門学校に進む予定。二平さんは「標津の特産品を知ってもらえるように、これからもメニュー開発をしたい」と話していた。(佐藤世一)
コンクール入賞作品は次の通り。(敬称略)▽金賞=二平優李(標津高校3年)「鮭節バスクチーズケーキ~標津羊羹仕立て~」▽銀賞=三木田恵莉(三笠高校2年)「もちっとしっとりタンドリーチキンケーク・サレ」▽銅賞=佐藤穂乃香(帯広南商業高校1年)「きこりの食事」▽優秀賞=山根珠季(三笠高校1年)「梅香るザクふわ鶏つくね」、高橋ゆまり(旭川農業高校2年)「とろチーめんたくあんのトマトおにぎリゾット」、千代武志(旭川市)「もぉ~ちとろ~チーズ入りミルクドーナツ」▽優良賞=山内瑠南(天使大学1年)「もちもちハムチーズ餃子」、木村聖(同)「味噌クリームオムライス」、小椋吏恋(藤女子大学1年)「ほぼ乳!!和風フレンチトースト」、山内遥陽(札幌市)「ぷるぷるミルク餅~桃とアールグレイのソースがけ~」
出典:酪農経済通信 2026年11月5日付
原題:二平優李さん(標津高校3年)が金賞受賞
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