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価格上昇への許容意識「牛乳」は52.6% Jミルク牛乳乳製品に関する食生活動向2次調査①

  • 5月20日
  • 読了時間: 3分

 Jミルクはこのほど、「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2025」の第2次調査結果を公表した。この調査は、昨年秋に実施した第1次調査(『酪農経済通信』では2026年4月に計15回掲載)を補完し、深掘りしたものとなる。『酪農経済通信』では2次調査で深掘りした項目を中心に、順次その内容を紹介していく。調査結果の概要紹介の1回目は「牛乳類の利用飲用の状況の変化とその背景にある意識」の結果を見る。

 牛乳については、牛乳の利用が増加した人と減少した人の間で価格上昇許容意識の差が大きく、何らかの「牛乳」に特徴的な価格上昇許容意識が背景にある可能性が考えられることから、牛乳の価格上昇を許容する意識の特徴を深く掘り下げた(関連記事は『酪農経済通信』2026年5月13日付に掲載)。

 2次調査は、インターネットを活用した消費者パネルに対するアンケート調査を1月16~18日に行った。サンプル数は500(食生活動向調査2025、1次調査の対象者)で全国の15~79歳の男女を対象に実施、最新の国勢調査の人口構成データなどを参考に性別、年代別、地域別で割付した第1次調査の標本数に応じて補正した。


「米」の価格上昇許容意識は5割を超えず


 食品・飲料(全般、牛乳、米、卵)に関する価格上昇許容意識をめぐり、価格が上昇しても「許容できる/しょうがない」と「思う(とても思う、思うの合計)」と回答したのは、「食品・飲料全般」では54.3%だったのに対して、「牛乳」52.6%、「米」43.8%、「卵」53.5%となり、価格上昇許容意識は、「食品・飲料全般」「牛乳」「卵」のいずれも5割を超えた。一方で「米」だけは4割強にとどまっていた。

 これを「牛乳」「米」「卵」それぞれの価格上昇意識と食品・飲料全般の価格上昇意識との関係で見ると、牛乳の価格上昇意識に関して「とても思う」と回答した人は食品・飲料全般の価格が上昇しても「許容できる/しょうがない」と「とても思う」と答えたのは38.3%だった。なお、「米」では59.1%、「卵」では53.6%だった。

 なお、牛乳の価格上昇意識に関して「思う」と答えた人は5.2%、「思わない」と答えた人は2.0%にとどまった。

 牛乳の価格上昇許容意識が高いほど、食品・飲料全般の価格上昇許容意識も基本的に高い傾向を示していた。

 ただし「牛乳」「米」「卵」の各品目で「とても思う」人で比較すると、牛乳について「とても思う」と答えた人は、米と卵で「とても思う」と答えた人よりも食品・飲料全般の価格上昇許容意識が低くなっていた。


牛乳利用増加者は価格上昇への許容意識高


 さらに牛乳利用の増減と「食品・飲料全般」の価格上昇許容意識との関係でみると、「牛乳増加者」では、食品・飲料全般の価格が上昇しても「許容できる/しょうがない」と「とても思う」14.7%、「思う」53.5%だったのに対し、「牛乳不変者」は「とても思う」5.0%、「思う」46.5%、「牛乳減少者」は「とても思う」4.6%、「思う」47.7%となった。

 牛乳の利用が増加した人(牛乳増加者)は、牛乳に限らずあらゆる食品への価格上昇許容意識が高いものの、牛乳に関しては、牛乳利用増加者と減少者の間で価格上昇許容意識の差が大きかったことから「何らかの『牛乳』に特長的な価格上昇許容意識が背景にある可能性が考えられる」と分析している。

 牛乳に関する価格上昇を許容する意識の特徴をみると、牛乳の価格上昇許容意識においては、「飼料などのコスト増」「生産調整の難しさ」「動物を相手にする困難さ」「家業としてのイメージ」といった酪農乳業産業に関係する認識なども特徴的に挙がっていた。

 (つづく)

 ≪酪農経済通信/2026年5月20日付≫

 原題:価格上昇への許容意識「牛乳」は52.6%


「食品・飲料全般」に関する価格上昇許容意識(各食品の価格上昇許容意識別)
「食品・飲料全般」に関する価格上昇許容意識(各食品の価格上昇許容意識別)

「牛乳」に関する価格上昇許容意識(牛乳利用増減別)
「牛乳」に関する価格上昇許容意識(牛乳利用増減別)

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