北海道ホルスタイン農協、北海道ナショナルショウなど2026年度事業計画を承認
- 5月28日
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【札幌】北海道ホルスタイン農協の第80回通常総会が27日、札幌市の共済ホールで開かれ、2025年度事業報告や26年度事業計画など全ての議案を原案通り承認した。26年度は「北海道ホルスタインナショナルショウ」を開催するほか、登録データに基づく改良情報の提供やゲノミック評価情報の普及・推進などに努めていく。
開会に当たってあいさつした山口哲朗組合長は、昨年10月に行われた第16回全日本ホルスタイン共進会北海道大会、市場流通事業の推進への協力などに対し謝意を示した上で、酪農情勢に触れ「昨年の乳価上昇など明るい話題がある一方で中東情勢の悪化による石油化学製品など各種資材の不足、海上運賃の上昇、飼料や肥料のさらなる価格上昇などの酪農経営への影響が懸念されている」と説明。
そんな中、同農協の決算で当期剰余金が昨年度を上回る1,600万円となり、出資金の3%を組合員への配当に確保したことを報告し、組合員の協力・支援に対し、重ねて謝意を示した。
26年度の事業計画については「改良の基礎となる登録事業や体型審査事業はもとより、登録データに基づく改良情報の提供やゲノミック評価情報の活用を普及・推進するとともに、市場流通事業の推進に努め、本道酪農経営の支援とさらなる発展に寄与していく」と力を込めた。
25年度事業報告によると、登録推進事業は血統登録が16万9,410件で前年(17万4,099件)を2.7%下回るものの、計画(16万6,100件)を2.0%上回る実績を確保した。また、自動登録の普及・推進に努めた結果、3月末の自動登録は全道149団体(全登録取り扱い団体の94.3%)3,987戸に及んでいる。また、登録取り扱い団体2団体に対して登録推進のための指導を行った。
市場流通事業のうち、定期家畜市場は計画通り51回開催。乳用牛は購買者不足や昨春以降続いた価格低迷による販売意欲低下があったものの、春産みに追随する格好で育成牛も価格が高騰したことで上場が増えたことから、出場頭数は199頭でほぼ計画(200頭)通りとなった。初生トクの出場頭数もほぼ計画(9,600頭)通りの9,691頭となった。肉用牛は相場の高止まり状態が続いたが、庭先での取引が増えたことなどから計画(5,860頭)を3.8%下回る5,636頭の出場となった。馬はほぼ計画(250頭)通りとなる259頭だった。
販売金額は乳用牛で若年牛の上場が多かったため、2,433万2,000円と計画(2,700万円)を9.9%下回った。初生トクは夏の猛暑に伴う受胎時期のずれによる供給不足から、過去5年間の最高値を更新したF1相場などで平均価格が計画より高く推移したことから10億643万5,000円と計画(5億8,900万円)を70.9%も上回った。肉用牛はホルスタイン経産牛と黒毛経産牛相場の高値安定と黒毛素牛の高価格に支えられ21億7,066万2,000円。計画(16億5,288万円)を31.3%上回った。馬は購買者不足による相場の低迷により4,895万2,000円と計画(5,060万円)を3.3%下回った。
26年度計画のうち、改良普及事業では「2026北海道ホルスタインナショナルショウ」を9月26、27日に開催。後継者育成のための「2026北海道ホルスタインジュニアカップ」も併催するほか、ショウの動画も配信する。
登録推進事業は16万3,000件の血統登録を計画。市場流通事業では定期家畜市場を51回開催することとし、全体で乳用牛180頭、肉用牛5,320頭、初生トク9,200頭、馬250頭の合計1万4,950頭の出場を計画している。また、北海道ホルスタインナショナルショウ開催中の9月26日、審査終了後にゴールデンナショナルセールを予定している。
また共進会審査技術向上と審査眼の統一を図ることを目的に、共進会認定審査員と畜共進会審査経験者などを対象とした研修会を10月24日に開催するほか、若手酪農後継者の乳牛改良知識・審査技術習得のため、酪農学園大学の協力を得てスクーリングプログラムを10月19~23日に開く予定とした。また、成績優秀で組合が認めた受講生が海外酪農研修を希望した場合は派遣を支援することとしている。
(佐藤世一)
≪酪農経済通信/2026年5月28日付≫
原題:北海道ナショナルショウなど事業計画承認
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