top of page

牛群管理と牧場実証の循環を評価 ファームノートが農水大臣賞

3 日前
読了時間: 2分
牛群管理クラウドを確認する様子(左)、グループ会社の牧場(右上)、行動センサー「Farmnote Color」を装着した牛(右下)
牛群管理クラウドを確認する様子(左)、グループ会社の牧場(右上)、行動センサー「Farmnote Color」を装着した牛(右下)

 株式会社ファームノート(北海道帯広市、小林晋也代表取締役)は、農水省の第2回「食と農をつなぐアワード」で、スマート農業技術等の開発・普及部門の農林水産大臣賞を受賞した。牛群管理クラウドや牛の行動センサー、ゲノム検査を一体で提供し、グループ会社の牧場で実証しながら製品や生産者支援へ反映する取り組みが評価された。

 同アワードは、農水省が「ニッポンフードシフト」事業の一環として実施している。生産者から食品事業者、消費者まで、食料システムに関わる関係者の連携や協働を促す取り組みを表彰するもので、第2回は4部門で計12の企業・団体などが受賞した。

 ファームノートは、牛群管理クラウド「Farmnote Cloud」、牛の行動を捉えるセンサー「Farmnote Color」、ゲノム検査「Farmnote Gene」を組み合わせ、酪農現場のデータ活用を支援している。牛群管理クラウドは全国約2,000戸、約38万頭で利用され、獣医師や農業協同組合などとも連携しながら運用している。

 グループ会社の株式会社ファームノートデーリィプラットフォームは、北海道中標津町と遠軽町で6つの牧場の経営管理を担う。自社の製品を実際の牧場経営で使い込み、そこで得た知見を製品の改良や生産者支援に反映してきた。

 審査では、酪農現場のデータ基盤を運用しながら、牧場で検証を重ねる仕組みを構築している点を評価。繁殖や疾病、乳量、コスト、CO₂排出量などで具体的な成果を示していることも受賞につながった。

 製品の提供に加え、2014年以降、地域課題の解決をテーマとする「Farmnote Summit」を12回開催してきた。行政とのデータ連携や、生産者、行政、実需者をつなぐ場づくり、高校生向けのキャリア教育などにも取り組んでいる。

 表彰式は11月20日、東京・丸の内の明治安田ホールで行われる。同社は今後、現場で得られるデータを酪農経営の判断に生かす仕組みを広げ、食料システムを支える酪農の生産基盤づくりに取り組むとしている。

bottom of page