福島県浪江町から「攻めの酪農」が始まる シャインコーストファーム落成式で関係者が祝辞
- 4月13日
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【浪江町=福島】4月9日に行われた「シャインコーストファーム」の落成式では、浪江町の吉田栄光町長、農林水産省の山本啓介農林水産大臣政務官、全酪連の隈部洋会長をはじめとする関係者が登壇し、牧場の完成を祝った。
吉田町長はあいさつで、同牧場について「浪江町の農業や畜産業の再生に大きく寄与する施設であり、生乳のほか、堆肥や液肥を生産することで、耕畜連携による営農再開を力強く後押しするものだ」と強調した。
その上で「今後は牧場運営を担うシャインコーストなど関係各社と連携し、地域の周辺環境に徹底して配慮しながら、安定した施設運営を進めていく。東日本大震災と福島第1原発事故から15年が経過し、浪江町の復興はまだ緒についたばかりだ。同畜産施設の開所を契機に、『第3期復興・創生期間』の5年間で大きく前へ進めていく」と、同牧場を通した復興に大きな期待を示した。
隈部会長は、酪農を取り巻く厳しい情勢に触れる中で「シャインコーストファームには、課題を打破する力がある」と強調した。
さらに「福島県の復興は日本の再生そのものだ。震災から15年が経過した今、この浪江町から『攻めの酪農』が始まることは、全国の酪農家への大きな勇気になる。この地で生産された乳製品が福島や日本全国、さらには世界へと届けられ、多くの人々の笑顔をつくる。それこそが真の復興の姿であると信じている。全酪連としても皆さまと共に歩み、日本の酪農がより明るく輝かしい未来を切り開いていけるよう全力を尽くす」と語った。
山本政務官は「福島の復興だけではなく、日本の酪農業を牽引する拠点に成長することを大いに期待している。福島の復興なくして東北の復興なし。東北の復興なくして日本の再生はなし。農林水産省としてもこれを強く胸に刻み、被災地域の皆さまと共に、営農再開の加速化をはじめ、復興に向けた課題解決に全力で取り組んでいく」と力を込めた。
落成式後には牧場視察が行われ、関係者がロータリー型搾乳ロボットや液肥製造・排水処理施設など、最先端技術を導入した牧場内を見学した。
(伊藤まい)
≪酪農経済通信/2026年4月13日付≫
原題:福島県浪江町から「攻めの酪農」が始まる

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