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農水省、アニマルウェルフェア意見交換会を開催 飼養管理指針の達成目標案示す

  • 6月11日
  • 読了時間: 3分
「アニマルウェルフェアに関する意見交換会」の第6回会合
「アニマルウェルフェアに関する意見交換会」の第6回会合

 農水省は6月1日、経済産業省別館で「アニマルウェルフェアに関する意見交換会」の第6回会合を開き、「アニマルウェルフェアに関する飼養管理指針(AW指針)」発出後の取り組み状況について説明するとともに、畜産関係者が近年のAWに関する取り組み事例の報告を行った後、意見交換した。会合は冒頭のみ公開。

 冒頭あいさつで農水省の長井俊彦畜産局長は「農水省ではこれまで、意見交換会でのご意見等も踏まえて一歩ずつアニマルウェルフェアの主要指針に基づく取り組みを進めてきた。2023年7月に国際基準に即した『アニマルウェルフェアに関する飼養管理指針』を発出して以降、生産者をはじめとする幅広い関係者の皆さまの理解醸成に努めてきた。また、本指針の普及定着に向けて、指針の生産現場における取り組み状況については令和6年度に初めて本格調査を実施し、調査結果を昨年6月に公表し、その調査結果を踏まえて達成目標の設定に係る検討を行った。本日は検討会での検討結果を踏まえた目標案などについて説明させていただき、ご意見などをいただきたいと考えている」と話した。

 その上で「世界的な潮流としては、アニマルウェルフェアが持続的な畜産業、畜産物の生産、流通の実現のために必要な重要な取り組みであるとして推進されている。農水省としても、さまざまな立場の方々からご意見を伺いながら引き続き国際基準に即しつつ、わが国の気候風土や需要も踏まえたアニマルウェルフェアの取り組みを適切に推進していきたいと考えている」と話した。


協議会での検討を踏まえた達成目標案示す


 会合後に農水省が公表した資料によると、この日の会合ではAW指針発出後の取り組みをめぐり、同省が昨年6月に公表したAW指針の取組状況に関する初の本格調査の結果をもとに、指針の「実施が推奨される事項」の各事項に関する適切な達成目標を設定することを目的に、同省の協力の下で設置した「達成目標年の設定にかかる専門的課題協議会」(事務局・畜産技術協会)が今年3月に取りまとめた検討結果を報告したほか、その結果を踏まえた達成目標の案も示した。

 このほか、近年のアニマルウェルフェア(AW)に関する取り組みをめぐり、Jミルク生産流通グループの関芳和次長が、今年1月にJミルクが制定した「酪農乳業アニマルウェルフェアポリシー」の概要や制定の背景について説明したほか、成城大学法学部の打越綾子教授が「動物の致死処置における動物福祉を考える」と題し、動物の致死処置をめぐる研究体制や事例研究、意識調査の結果を報告した後、意見交換した。

 (斎藤丈士)

 ≪酪農経済通信/2026年6月11日付≫

 原題:農水省がAWに関する意見交換会を開く

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