六甲バター、チーズ販売好調も円安と中東情勢が利益を圧迫
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六甲バターは2026年8月24日午後、東京・日本橋の同社東京支社で『酪農経済通信』など乳業・食品関係専門紙を対象とした記者懇談会を開き、斎藤保典取締役専務執行役員営業本部長が上期の業績概況などを説明した。
斎藤専務は8月13日に発表した2026年12月期第2四半期決算の概況を説明する中、計画比4億円の増収となった要因として「チーズデザート6P」のテレビCM放映や売り場連動型の販売強化に取り組んだ点などを挙げたほか、「主力のベビーチーズが非常に好調に推移し、家庭用全体の底上げにつながった」と指摘した。業務用に関しても外食や給食関係の新規取引が増収に寄与しており、売り上げ状況は「いい流れだ」と評価した。
一方で計画比3億円減となった利益面に関しては、「昨年の価格改定から収益の改善に取り組んできたが、中東情勢で資材価格が上がり、利益に非常に大きく影響を与えた」と説明。さらに「為替が当初想定していたよりも10円近く円安傾向で、かなり利益を圧迫した」と指摘したほか、人材や設備の高騰なども含めたコストアップの流れが影響したと述べた。
上期の概況について斎藤専務は「売り上げは好調だったが、利益がついてこなかった。下期に向けて大きな課題だ」と総括した。
通期連結業績をめぐっては、売上高を当初予想の通り550億円に据え置いた一方で、営業利益については当初計画より35%減の15億円、経常利益は同27%減の16億円と下方修正したことを説明した。
これについて斎藤専務は「やはり為替の動きが大きな要因」と述べ、円安で厳しい状況が続いているとした上で「下期を少し下方修正したが、販売をしっかり強化して売り上げて、利益につなげていきたい」と話した。
(山根藍利)
≪酪農経済通信/2026年8月26日付≫
原題:チーズ好調も円安と中東情勢が利益を圧迫
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