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森永乳業、佐呂間町で植樹祭 水資源保全と地域共生を推進

  • 6月15日
  • 読了時間: 4分
森永乳業が佐呂間町と共催した「佐呂間町植樹祭」
森永乳業が佐呂間町と共催した「佐呂間町植樹祭」

 森永乳業は6月11日、北海道佐呂間町の同社佐呂間工場の上流に位置する町有牧場の跡地で、佐呂間町の水源涵養を通じた水資源保全と地域共生の推進を目指し、植樹の取り組みへの参画の一環として「佐呂間町植樹祭」を共催した。

 同社は、あらゆるステークホルダーのかがやく“笑顔”のために、基盤となるコーポレートガバナンスをはじめ、サステナビリティ中長期計画2030における「食とウェルビーイング」「資源と環境」「人と社会」という3つのテーマを軸に活動を行い、サステナビリティ経営の実現を目指している。一方、佐呂間町は、酪農や水産加工業など水を必要とする産業が盛んな地域であり、水資源の安定的な保全と持続的な利用の両立が重要なテーマとなっており、そこで、2025年3月から佐呂間工場は佐呂間町と「水資源の確保に関する連携協定」を締結し、水資源使用量の削減や水資源の保全、排水処理の高度化を目指した取り組みを進めている。

 今回の植樹の取り組みは、佐呂間工場の上流側にある町有牧場の跡地(佐呂間町字啓生193-1、植樹対象エリアは約0.7ha)の森林整備(植樹)を通じた水源涵養に寄与することを目指し、水量の安定化および水質の改善、サロマ湖の水環境改善への貢献、地域との連携強化による共生型の水資源保全を目的としている。従来、同植樹祭には佐呂間工場を中心に参加してきたが、2026年度から会社をあげて同植樹の取り組みに参画、同社では「当社として、事業拠点だけでなく、事業拠点に関連する流域全体で水資源保全と地域共生のさらなる推進を図ってまいります」としている。

 植樹祭の会場となった森永乳業佐呂間工場の上流に位置する町有牧場の跡地には、同社の大沼千尋執行役員生産本部生産部長と武田温友佐呂間町長などが出席した。その後、代表者によって2026年の記念すべき1本目の植樹がされ、続けて参加した佐呂間小学校・若佐小学校生徒や学校関係者、佐呂間町の町民約100人によって植樹活動が行われた。1時間でミズナラ1,000本、エゾヤマザクラ100本の苗木が植えられた。

 武田町長は「本町は一級河川や標高の高い山がなく、従前より水の確保が大きな課題となっていますが、森永乳業との水資源確保に関する連携協定をはじめとして、環境対策や森林保全対策を加速しているところであります。このような取り組みの推進は環境を守り、農業・酪農を守り、地域産業の繁栄につながるものでありますので、今後におきましても地域の未来を見据えまして貴社との連携強化を図ってまいりたい所存でありますので、さらなるお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます」とコメント。

 また、同社の大沼生産部長は「弊社の佐呂間工場は、地域の皆さまに支えられながら長年操業を続けてきた拠点であり、生乳からバターや脱脂粉乳などを製造する当社グループの主力工場の一つです。弊社の製造活動は多くの水を必要としており、これまでも各工場において節水や再利用など、水を大切に使う取り組みを積み重ねてまいりました。今回の植樹の取り組みへの全社参画は、こうした水資源保全の取り組みを、水を『使う』だけでなく、その源を守り育てるところまで広げていくものと考えております。製造拠点に関連する地域において、水資源保全の観点から全社的に植樹活動に参画することは、当社としても新たな取り組みです。植樹祭当日、地域の皆さまとともに苗木を植えるなかで、この意義を改めて実感いたしました。今後も佐呂間町の皆さまと連携し、水資源の保全、地域との共生、そして酪農をはじめとする地域産業への貢献に努めてまいります」、同社の湯谷太コーポレート戦略本部サステナビリティ推進部長は「当社はこれまで、サステナビリティ中長期計画2030に沿って、事業拠点を中心に水の効率的な利用や循環利用などに取り組んでまいりました。私も植樹祭に参加させていただき、水資源の保全は企業活動の基盤を支えるものであると同時に、地域社会や自然環境とともに未来へつないでいくべき重要なテーマであるとの認識を一層深めました。本取り組みへの参画は、豊かな自然とともに水を育み、未来につないでいくための第一歩であると考えています。今後も多様なステークホルダーと連携しながら、水資源の保全と持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります」とそれぞれコメントした。

 ≪酪農経済通信/2026年6月15日付≫

 原題:森永が水資源保全・地域共生で「植樹祭」


記念植樹の様子
記念植樹の様子

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