《北のめん羊ワンダーランド 25》士別市で国内唯一のサフォーク・羊共進会 今年は過去2番目に多い28頭が出品

肉用めん羊として実需者の人気が高いサフォーク種。その体型を審査して順位を競う「2026北海道サフォーク種羊共進会」が9月5日、サフォークによるまちおこしを進める士別市で開かれた。今年は羊肉人気の高まりを受け、9つの牧場から28頭の出品があり、過去2番目に多い出品頭数となった。【文・写真=星野晃一】※「北のめん羊ワンダーランド」は毎週金曜日更新中! 最新記事は公開後1週間、無料でご覧いただけます。


北海道サフォーク種羊共進会は道北地区めん羊協議会が主催し、北海道と士別市が後援。2008年に第1回が開催され、今回で15回目を数える。なお、サフォークを含め、めん羊の共進会としても国内唯一の大会だ。
初めに道北地区めん羊協議会の山下卓巳会長があいさつに立ち、「昨今、第5次ジンギスカンブームといわれ、和牛をしのぐ人気であると、われわれ生産者も実感しています。本日は、味の競い合いではなく、丁寧に育てている飼育状況を一般の方を含めて多くの方々に見ていただき知っていただきたいと思います」と述べた。
続いて開催地・士別市の法邑和浩副市長があいさつし、「士別市は50年近く羊によるまちづくりを進め、サフォークランドとして道内外に広く周知をされているところです。そのおかげで昨年は雌20頭が宮内庁の御料牧場にご用達となりました。共進会をはじめ、これまでの取り組みの成果であり、今後も官民連携しながら進めていきます」と力を込めた。
審査は士別農業応援アドバイザーの河野博英さんが審査基準(表)に則り、当歳雄(生後1年未満の雄)、当歳雌(生後1年未満の雌)、明2歳雌(生後1年以上2年未満の雌)、成雌(生後2年以上の雌)、種雄(繁殖に使用している雄)の5クラスに分けて順位を決め、最後に全クラスの中から最高位を選んだ。
その結果、羊と雲の丘観光㈱が出品した種雄クラス1位の「サムライ 7-B508」が最高位に輝いた。審査講評で河野さんは「この種雄を市内の牧場で共有して、市全体で羊のレベルアップを図ってください」と呼びかけた。
また、審査終了後、独立行政法人家畜改良センター十勝牧場が作出した高能力サフォーク種雄が紹介された。4カ月体重育種価が+3.32kgと発育成績が極めて高く、トップの遺伝的能力を持つため大きな改良効果が期待できるとされている。
同牧場業務第二課調査係の梅津小晴さんは「今まで輸入してきた種雄よりも断然いい能力を持っていることが分かっています」と強調した。今後、後継種雄・雌の作出と凍結精液の作成および保管を予定しているという。


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