北海道・共働学舎新得農場の「さくら」がグランプリ 国産チーズ397品の頂点に Japan Cheese Awards 2026

NPO法人チーズプロフェッショナル協会は10月10、11日、東京・六本木で国産ナチュラルチーズのコンテスト「Japan Cheese Awards 2026」を開催し、農事組合法人共働学舎新得農場(北海道新得町)の「さくら」がグランプリに輝いた。
同コンテストは、国産チーズの品質向上と、全国の製品や工房の認知向上を目的に2014年に始まり、今回で7回目。全国130工房から397品が出品され、専門研修を修了したチーズプロフェッショナルとゲスト審査員の計107人が審査した。「さくら」は「ソフト/酸凝固 バラエティ」部門に出品され、最優秀部門賞を経てグランプリに輝いた。
「さくら」は、日本らしさや地域性を感じられるチーズを目指し、2000年に誕生した。新得町の町の木であるエゾヤマザクラにちなみ、桜の葉で香りを付けている。製造責任者の村上隆司氏は、同農場が酪農とチーズづくりを一体のものとして30年以上取り組んできたと説明。「さくら」の魅力を大切にしながら、今後もつくり続けていきたいとした。
各カテゴリーの最優秀部門賞には、21工房の25品を選出。出品作はモッツァレラやパスタフィラータ、白カビタイプが引き続き多く、今回は青カビタイプも目立った。圓子千春実行委員長は、高い製造技術が求められる青カビチーズへ挑戦する工房の増加に、日本のチーズづくりの進化が表れていると総評した。
チーズプロフェッショナル協会の坂上あき会長は、日本のチーズづくりは、それぞれの地域の風土や生乳の特徴を生かし、生産者の情熱と日々の努力によって支えられていると総評した。「Japan Cheese Awards」を、生産者同士が刺激し合って技術を磨き、日本のチーズ文化を共に育てる場と位置付け、同協会として今後も生産者と消費者をつなぎ、「和チーズ」の魅力を広く伝えていく考えを示した。
今回初めて開催した「プロセスチーズコンテスト2026」では、森永乳業の「フィラデルフィア 贅沢3層仕立ての濃厚クリーミーチーズ」が最優秀賞を受賞。優秀賞には、北海道乳業の「Luxeクリームチーズ400g」と、六甲バターの「じっくり燻製 スモークチーズ」が選ばれた。
同時開催した国産チーズの展示試食イベント「WA!CHEESE FES」には、2日間で5,000人以上が来場した。コンテストの全審査結果はチーズプロフェッショナル協会の公式サイトで確認できる。
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