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- 《動画》第68回上川管内総合家畜共進会 主な受賞牛を紹介
第68回上川管内総合家畜共進会が8月14日、北海道旭川市のホクレン北海道中央地域家畜市場で開かれた。デーリィマンプラスでは、乳用牛の部の主な受賞牛を動画で紹介する。 《主な受賞牛》敬称略 グランド・チャンピオン|グリーンハイツ レジーニア エーチーム|出品者:加藤 智宏 リザーブ・チャンピオン|テイーユー フエイス フウミン|出品者:上田 雅樹 オナラブルメンション|MFD ジヤガー スター|出品者:多田 和宏 ジュニア・チャンピオン|グリーンハイツ ドロツパー コバ|出品者:加藤 智宏 リザーブ・ジュニア・チャンピオン|MFD ブレイキン ラムダ ET|出品者:多田 和宏 ジャージー・グランド・チャンピオン|オールダーランド B メリー フエイマス 1043|出品者:㈱オールダーランド 《大会概要》 大会名:第68回上川管内総合家畜共進会 開催日:2026年8月14日 会 場:ホクレン北海道中央地域家畜市場(北海道旭川市東鷹栖5線10号) 審査員:岩田政彦さん(北広島市・酪農家)
- 森永乳業、リプトン「塩キャラメルミルクティー」を期間限定発売
「リプトン 塩キャラメルミルクティー」 森永乳業は2026年8月18日から、沖縄を除く全国で「リプトン 塩キャラメルミルクティー」を期間限定発売した。 同商品は、ロレーヌ産岩塩をアクセントに、キャラメルのコク深い甘さを引き立てたミルクティー。香ばしく深みのあるキャラメルの甘さに、ほどよい塩味が重なり、満足感のある味わいに仕上げた。 種類別は紅茶飲料。ゲーブルトップ容器で、内容量450mL、価格184円(税別)。 ≪酪農経済通信/2026年8月19日付≫ 原題:リプトン「塩キャラメルミルクティー」
- 全国ふれあい牧場フォトコンテスト、13牧場を対象に作品募集
ふれあい牧場協議会(事務局・日本草地畜産種子協会)は、ふれあい牧場への来場を促進することを目的に、協議会に加入している13牧場を対象とした「令和8年度全国ふれあい牧場フォトコンテスト」を2026年8月13日から実施している。 同協議会は、家畜と人々とのふれあいの場を持つ牧場(ふれあい牧場)の連携の下、円滑な発展とゆとりある国民生活、文化の形成、地域振興と活性化に寄与することを目的に、ふれあいの場を持つ公共牧場を会員として1992年に結成された。現在は民間牧場にも門戸を広げ、全国で計20牧場が加入している。 応募期間は8月13日から11月30日まで。Googleフォームに応募写真、撮影した牧場、その他の必要事項を入力して応募する(Googleアカウントが必要)。 応募写真の要件は、①各ふれあい牧場の魅力を表したものであること②対象の牧場内で撮影されたものであること③家畜の写り込みは問わないこと(牧草地や牛舎などの風景、農作業の様子でも可)④募集期間中に撮影された写真であること――の4点。ファイル形式はJPEGのみで、5枚の合計容量は1GBまで。応募上限は1牧場当たり5枚以内となる。 受賞者は各牧場3人以内で、1人につき1作品まで。賞品として会員牧場の肉製品や乳製品など、1人当たり4,000~5,000円程度の商品を贈呈する。 対象となる13牧場は次の通り。 北海道・八千代公共育成牧場/岩手県・くずまき高原牧場/福島県・郡山石筵ふれあい牧場/栃木県・大笹牧場株式会社/群馬県・公益財団法人神津牧場/富山県・くろべ牧場まきばの風/山梨県・山梨県立八ヶ岳牧場/岐阜県・東濃牧場/兵庫県・兵庫県立但馬牧場公園/兵庫県・神戸市立六甲山牧場/鳥取県・大山まきばみるくの里/岡山県・まきばの館/福岡県・ABURAYAMA FUKUOKA ≪酪農経済通信/2026年8月19日付≫ 原題:ふれあい牧場協議会がフォトコンテスト
- 酪農経済通信 2026年8月19日付 ヨーグルトサミット復活へ、熊本地震支援、ミルクフェア、取引慣行調査など
『酪農経済通信』2026年8月19日付では、「ミルク1万年の会」が主催した交流会の後編として、ヨーグルトマニアの向井智香氏の講演を紹介しました。向井氏は、2028年1月の「第4回全国ヨーグルトサミット」復活開催を目指して本格始動していることを明かし、ヨーグルトの規格定義や、職人技に光を当てて食文化としてのあり方を強める必要性を訴えました。 このほか、令和8年熊本地震からの営農再開に向けた熊本県の支援要請、札幌市のホテルとよつ葉乳業による「北海道ミルクフェア2026夏」、食品メーカーへの協賛金要請に関する取引慣行実態調査、はっ酵乳・乳酸菌飲料の生産動向、全国ふれあい牧場フォトコンテストなどを掲載しています。 【特集】「ヨーグルトサミット」の復活へ本格始動(1) ミルク1万年の会「ヨーグルト」交流会㊦ ヨーグルトの試食を交え、問題意識を共有 職人技に注目、食文化としてのあり方強化 【熊本地震】営農再開に向けて包括的な支援策を要望(4) 農林水産業支援で熊本県知事が農相に要請 畜産業の経営再開に向けた財政措置求める 乳業工場の復旧に対して十分な予算確保を 今回の地震で農業関係の被害は大変大きい 【乳業】レストランの喫食率向上、フェアが後押し(6) 札幌市のホテルとよつ葉乳業がタイアップ 朝食ビュッフェで牛乳やチーズなどを提供 朝食喫食率が前年に比べて10ポイント程度上昇も 湯上がりのアイスクリームサービスも好評 【調査】「協賛金要請あった」21.3%で大幅上昇(8) 食品産業センター「取引慣行実態調査」① 288社から回答、「乳製品」は5.6% 協賛金要請、ディスカウントストア最多に 要請された協賛金「チラシ協賛金」が最多 協賛金と販促「効果見合わない」49.7% 【調査】非乳業6月、はっ酵乳増加、乳酸菌は減少(12) 牛乳統計、食品需給研究センター調査の集計で はっ酵乳0.6%増、乳酸菌は7.1%減 【案内】ふれあい牧場協議会がフォトコンテスト(14) 協議会に加入している13牧場を対象に実施 【商品情報】リプトン「塩キャラメルミルクティー」(15) <資料> はっ酵乳・乳酸菌飲料の生産量の推移(13) Dairyman+で公開している記事は、リンクのある見出しからご覧いただけます。 ≪酪農経済通信/2026年8月19日付≫ ★『酪農経済通信』では、酪農・乳業に関するニュースを日刊でお届けしています。購読をご希望の方は、こちらからお申し込みください。
- 《ミルク de dish》オクラとキュウリのヨーグルトスープ
オクラの粘りで濃厚に仕上げた、キュウリ入りの冷製ヨーグルトスープ 【材料】(4人分) オクラ 8本 キュウリ 1本 ★プレーンヨーグルト 400g ★顆粒(かりゅう)だし 小さじ2 ★チューブ入りショウガ 大さじ1 ごま油・白いりごま 適量 【つくり方】 ①キュウリは8mm角に刻んで塩もみし、洗い流して水気を切っておく。 ②オクラは塩ゆでしてヘタを取り、細かく刻む。 ③ボウルで★と①、②を混ぜ合わせ、器に移したらごま油を回しかけて白いりごまを散らす。 【ポイント】 海外の伝統的なヨーグルト料理を参考に、日本人の味覚に合わせてアレンジした冷製スープです。オクラの粘りでねっとり濃厚に仕上がり、食べ応え満点! 【レシピ考案】向井智香/一般社団法人ヨグネット代表理事 初出:月刊『デーリィマン』2024年6月号
- 「元気!ミルク大学」に児童32人――酪農や牛乳・乳製品を学ぶ 北海道江別市
「元気!ミルク大学」 【江別=北海道】北海道牛乳普及協会(徳田善一会長=ホクレン副会長)は2026年8月9~11日の3日間、江別市の酪農学園大学(岩野英知学長)で2026年度「元気!ミルク大学」を開催した。徳田会長は児童らに「元気!ミルク大学で酪農を知って牛乳・乳製品をもっと好きになってほしい」とエールを送った。 この企画は、道内在住の小学5、6年生が2泊3日の座学や体験学習などを通じ、北海道酪農や食の大切さなどを学ぶもの。これまで1,048人の卒業生を送り出してきた。29回目となった今年は82人の応募者のうち、32人が参加した。 初日に同大学の黒澤記念講堂で開かれた入学式で徳田会長は、北海道酪農が担う役割の大きさを説明。「元気!ミルク大学で酪農のことを知って牛乳・乳製品をもっと好きになり、多くの人と友達となり、最終日までけがをせず卒業を迎えることを願っている」と呼びかけた。 酪農学園大学を代表してあいさつした岩野学長は、疑問を持つことの重要性を強調。「わからないことがあったらどんどん質問してほしい」と呼びかけ、「新しい発見を1つでも持って帰り、家族にミルク大学でこんな楽しいことを知ったと話してほしい」と期待を寄せた。 児童らは3日間、酪農や牛乳・乳製品の製造、ドローンやAIを使ったスマート酪農などを学び、最終日は3班に分かれて発表。最後は卒業証書と「ミルク大使認定書」が授与された。 (日並雄太) ≪酪農経済通信/2026年8月18日付≫ 原題:酪農知り牛乳・乳製品もっと好きになって
- 酪農経済通信 2026年8月18日付 7月の販売乳量、乳製品輸出、粉乳調製品輸入、共同研究所など
『酪農経済通信』2026年8月18日付では、中央酪農会議が発表した2026年7月の用途別販売実績(速報)を掲載しています。販売乳量は前年同月比0.3%減の56万7,467tで、10カ月連続の減少。ホクレンは0.6%増、都府県計は1.6%減となりました。 このほか、2026年6月の乳製品輸出実績と粉乳調製品輸入、明治とLBブルガリカム社の共同研究所設立に向けた会談、「元気!ミルク大学」、8月27日に実施される「特A35規格」脱脂粉乳750tの買入入札などをお伝えします。 【生産】7月の販売乳量は0.3%減――中酪速報(1) 前月1.5%減に続き、10カ月連続減少に ホクレン0.6%増、都府県計1.6%減 受託増加は福島、茨城、青森などの12県で 牛乳12カ月連続減、はっ酵乳2カ月連続増 脱粉・バター6.5%増、5カ月ぶりに増 チーズ向けは10.0%増、11カ月連続増加 【統計】6月ミルク・クリーム輸出、2カ月連続増(6) 乳製品輸出額試算27.9億円で8.8%増 牛乳想定品目は1.9%増で2カ月連続増 育粉想定品17.4%増、10カ月ぶりの増加 アイス・氷菓は1.9%減、3カ月連続減 【統計】6月の粉乳調製品輸入、2カ月連続減少に(9) 缶コーヒー・製パン等向けは14.6%減少 2026年上期累計2万4,893tで11.9%減 アイス等向け22.6%増、3カ月連続増加 2026年上期累計1万7,651tで8.8%増 デザート等向け5.9%減と減少に転じる 2026年上期累計は6,407tで7.1%減少 【乳業】「共同研究所」開所に向けた会談を実施(11) 明治がブルガリアのLBブルガリカム社と 新たな乳酸菌・腸内細菌研究拠点の設立へ 乳酸菌やヨーグルトの価値創出、関係強化 【消費拡大】酪農知り牛乳・乳製品もっと好きになって(13) 元気!ミルク大学、今年は児童32人が参加 【輸入】27日に「特A35脱粉」750t買入入札(14) <資料> 6月用途別販売実績(速報)――中酪(4、5) 2026年4~6月の乳製品輸出実績(8) Dairyman+で公開している記事は、リンクのある見出しからご覧いただけます。 ≪酪農経済通信/2026年8月18日付≫ ★『酪農経済通信』では、酪農・乳業に関するニュースを日刊でお届けしています。購読をご希望の方は、こちらからお申し込みください。
- 酪農経済通信 2026年8月14日付 ヨーグルト交流会、四国販連のプール乳価、日本人人口、熊本工場再開など
『酪農経済通信』2026年8月14日付では、ミルク1万年の会「ミルクで繋がる交流の集い2026」の中編として、立命館大学のヨトヴァ・マリア准教授によるブルガリアヨーグルトの歴史、日本での展開、食を通じた異文化交流に関する講演を紹介しています。 このほか、四国生乳販連の2025年度プール乳価が前年度から2円89銭上昇した総会記事、日本人人口が42年ぶりに1億2,000万人を下回った統計、熊本県酪連熊本工場の製造・出荷再開などを掲載しています。 【特集】食を通じた出会いが人の交流をより豊かに(1) ミルク1万年の会「ヨーグルト」交流会(中) ブルガリアヨーグルトの歴史と展開を解説 ヨーグルト食文化の発展へ、アレンジ提案 【総会】7年度プール乳価2円89銭上昇――四国販連(4) 受託販売乳量10万151tで0.6%増 年度末の受託農家戸数は186戸で14戸減 【トピック】日本全人口1億2,376万人で0.45%減(5) 総務省「住民基本台帳」に基づく統計から 日本人人口、42年ぶりに1億2,000万人割れ 【生産】ホクレン8月上旬受託は前年比1.3%増(8) 日乳量0.8%増、7旬ぶりに前旬上回る 【統計】6月乳製品輸入、学給用脱粉は25.0%減(9) 飼料用脱粉1,311tで前年比5.2%減 チーズの単価上昇はNC・PCの8品目で 【決算】六甲バター第2四半期、売上高269億円(14) チーズ部門売上高は212億5,600万円 【統計】市町村別農業産出額、別海町は全国4位に(16) 【熊本地震】熊本県酪連熊本工場、製造と出荷を再開(17) 【決算】日本アクセス26年度第1四半期は減収減益(17) 【商品情報】季節限定「ダノン ビオ 洋梨&ぶどう」(18) <資料> 2026年6月および2026年累計乳製品輸入量(11~13) <お断り> 『酪農経済通信』2026年8月17日付は休刊します。ご了承ください。 Dairyman+で公開している記事は、リンクのある見出しからご覧いただけます。 ≪酪農経済通信/2026年8月14日付≫ ★『酪農経済通信』では、酪農・乳業に関するニュースを日刊でお届けしています。購読をご希望の方は、こちらからお申し込みください。
- 季節限定「ダノン ビオ 洋梨&ぶどう」を発売 ダノンジャパン
「ダノン ビオ 洋梨&ぶどう」 ダノンジャパンは2026年8月17日から全国で、季節限定の新フレーバー「ダノン ビオ 洋梨&ぶどう」を発売する。「ダノン ビオ」は2025年から「世界旅行」シリーズを展開、同商品はシリーズ第7弾となる。 秋らしい“果実の深み”とダノン ビオのクリーミーなヨーグルトを調和させた、華やかな香りと奥行きのある味わいが特長の製品。蓋を開けると、赤ぶどうの華やかな香りがふわりと広がり、口にした途端まろやかな酸味とともに洋梨のジューシーな果肉を感じられ、食べたあとも赤ぶどうの芳醇な香りが口いっぱいに広がり、秋の深みを感じられるような余韻の残る味わいに設計した。種類別・発酵乳、300g(75g×4個)、オープン価格。同社館林工場製造。 ≪酪農経済通信/2026年8月14日付≫ 原題:季節限定「ダノン ビオ 洋梨&ぶどう」
- 新千歳空港で放牧酪農乳製品フェア 認証9牧場が参加
放牧酪農乳製品フェア 【千歳=北海道】日本草地畜産種子協会が主催する「放牧酪農乳製品フェア」が2026年8月6、7日の両日、千歳市の新千歳空港ターミナルビルにある「Wine&Cheese 北海道興農社」で開かれた。同協会の認証する放牧畜産実践牧場の生乳でつくられた牛乳・乳製品が販売され、インバウンドや国内旅行を楽しむ行楽客ら空港利用者でにぎわった。 同フェアは、放牧畜産で生産される畜産物の良さを消費者に理解してもらおうと2018年にスタート。コロナ禍などでいったん中止されたが、2023年に規模を縮小して再開。2024年からコロナ禍前の規模で開催されている。 今回は、有限会社あすなろファーミング(清水町)、ノースプレインファーム株式会社(興部町)、長坂牧場チーズ工房(標茶町)、共働学舎新得農場(新得町)、株式会社坂根牧場(大樹町)、チーズ工房chikap(根室市)、しあわせチーズ工房ありがとう牧場(足寄町)、株式会社宇野牧場(天塩町)、チーズ工房小栗(八雲町)が出展し、チーズやバター、牛乳、飲むヨーグルトを販売したほか、同協会の特製トートバッグなどを配布して放牧酪農や、その生乳でつくられた牛乳・乳製品の周知・啓発を図った。 6日はあすなろファーミング、共働学舎新得農場、チーズ工房小栗が、7日は長坂牧場チーズ工房、坂根牧場が訪れ、試食などを通じて来店客に商品をPRするなど交流した。 あすなろファーミングの村上悦啓代表取締役は「試食すると買ってくれる人が多い。普段から興農社に商品を売っていただいていて、ここで購入した人が牧場に寄ってくれることもある。新千歳空港に置いてもらっているのは(効果が)大きい」と話していた。 (佐藤世一) ≪酪農経済通信/2026年8月13日付≫
- 酪農経済通信 2026年8月13日付 ヨーグルトの価値と魅力、上期乳製品輸出、6月の牛マルキンなど
『酪農経済通信』2026年8月13日付では、ミルク1万年の会が開いた交流会「ヨーグルトの価値と魅力から酪農を考えよう!」の模様を紹介しています。上編では、全国各地から約90人が参加した講演会から、日本で成長してきたヨーグルト市場の動向や、ブルガリアの自然、歴史、食文化に深く根付くヨーグルトの魅力を取り上げました。 このほか、新千歳空港で開かれた放牧酪農乳製品フェア、ダノンジャパンによる館林市への「ダノンビオ」1000個の寄贈、2026年上期の乳製品輸出実績、6月の牛肉輸入量、牛マルキンの交付金単価などを掲載しています。 【特集】ヨーグルトの価値と魅力から酪農を考える(1) ミルク1万年の会「ヨーグルト」交流会(上) 全国各地から90人が参集、講演3題を実施 ヨーグルトの消費は大きく成長し、成熟化 ブルガリアの自然や歴史、食文化など紹介 日本食で例えるならば、ヨーグルトは味噌 【消費拡大】空港利用者に放牧酪農の乳製品をアピール(4) 草地畜産種子協会が新千歳空港内でフェア 放牧畜産実践牧場の認証を受けた9牧場が参加 【乳業】「ダノンビオ」1000個を館林市に寄贈(6) ダノンジャパン、暑さ続くなか健康を応援 市内学童保育施設や公民館などで無償配付 【統計】2026年上期の乳製品輸出、「牛乳」は2年連続増加(8) 乳製品類の輸出額149.8億円、2年連続減少 牛乳12.0%増、前年通期は2年連続増加 香港8.8%増、シンガポールは連続2位 育児用調製粉乳の想定品目15.9%減、2年連続減少 トップは12年連続ベトナム、2位は台湾 物量最大のアイス1.1%減、減少に転じる 【統計】6月の牛肉輸入量2.6%増、2カ月ぶり増(12) 2026年度累計は14万2514tで0.8%減 チルドは13.6%増で2カ月ぶりの増加 フローズンは2.9%減、2カ月連続減少 国内生産量は1.9%増で3カ月ぶり増加 【生産】6月の牛マルキン、乳用種は黒字で発動回避(14) 1頭当たり収支は8928円の黒字 交雑種は10万1835円の黒字で発動なし <資料> 2026年上期の乳製品の輸出実績(11) Dairyman+で公開している記事は、リンクのある見出しからご覧いただけます。 ≪酪農経済通信/2026年8月13日付≫ ★『酪農経済通信』では、酪農乳業を中心とした農業・食品業界の最新情報を日刊でお届けしています。購読はこちらからお申し込みください。
- 《北のめん羊ワンダーランド 15》滝川の羊文化を未来へつなぐ 松尾ジンギスカン直営「松尾めん羊牧場」
基本的に冬季以外、放牧で飼養される 滝川の羊文化を未来へつなぐ 松尾ジンギスカン直営「松尾めん羊牧場」 生産・加工・販売を一体化 北海道を代表するジンギスカンメーカーの㈱マツオ(松尾吉洋代表取締役)が運営するのが、北海道滝川市の丸加高原に位置する松尾めん羊牧場だ。2016年の開設以来、生産から加工、販売までを一貫して手掛ける体制を強みに、北海道産羊肉の価値向上に取り組んできた。国産羊肉への注目が高まる中、同牧場は地域に根付く羊文化の継承と、新たな羊肉市場の創出を目指している。【文・写真=星野晃一/2026年5月取材】 生育ステージや性別により舎飼いする サフォーク種のみを飼養 現在の総飼養頭数は約230頭で、内訳は繁殖雌80頭、種雄5頭、更新用およびホゲット(ラムより月齢の進んだ羊肉)用として育成中の雌45頭、さらに当年産の子羊約100頭となっている。羊舎や放牧地の収容能力から230〜240頭程度が上限であるため、例年ほぼ同規模で推移している。 飼養品種は全てサフォーク種。肉用羊として優れた産肉能力を持ち、北海道立畜産試験場(当時)が滝川市で長年研究・普及を進めてきた品種でもある。松尾めん羊牧場長の佐藤修章さんは「滝川の羊の歴史はサフォークの歴史でもあります。私たちもその流れを受け継ぎ、サフォークにこだわって生産しています」と話す。 副産物のリンゴ搾りかす(上写真)は嗜好性が高い 放牧主体の飼養管理 牧場面積は約8haで、そのうち7.5haが放牧地。採草地は保有しておらず、冬季に必要な乾草は道内各地から購入しており、主に2番牧草を利用している。 夏季は放牧主体で飼養し、穀物給与は基本的に行わない。一方、冬季は乾草を自由採食させながら、朝夕2回の配合飼料を給与している。配合飼料には地元産の飼料米や規格外小麦を活用している。滝川地域は米・小麦の産地であり、農家や農協と連携しながら地域資源を循環利用する仕組みを構築している。 さらに、母体企業である㈱マツオの松尾ジンギスカンの製造過程で発生するリンゴの搾りかすも副産物として活用している。羊たちにとっては嗜好性の高いおやつとなり、食品ロス削減にも貢献している。 ラムとホゲットを明確に差別化 年間の出荷頭数は約100頭。特徴的なのは、雄と雌で出荷体系を明確に分けていることだ。雄羊は全てラムとして出荷する。雄は成長すると独特の「雄臭」が現れるため、その前に出荷することで肉質の良さを維持している。また、ラムとして出荷する雄羊は放牧を行わず舎飼いで育成し、青草由来の風味や寄生虫リスクを抑えている。 一方、雌羊は更新用として残す個体を除き、翌年まで育成してホゲットとして出荷する。放牧を経験したホゲットは牧草由来の風味や羊らしいコクが加わり、ラムとは異なる魅力を持つ羊肉になる。 佐藤さんは「羊肉の個性はクセではなく、うま味やコクでもあります。ホゲットにはラムにはない深い味わいがあります」と語る。 市の牛育成牧場に隣接しており、柵の間に3.5mの緩衝を設け防疫に配慮 牧場誕生の背景に「羊文化継承」への思い 松尾めん羊牧場誕生の背景には、北海道の羊文化を守りたいという強い思いがあった。滝川市では、1918年の「緬羊百万頭計画」に基づき、同年4月に農商務省滝川種羊場が創設された。以来、幾度かの組織改革を経て2009年度まで北海道立滝川畜産試験場として試験研究が続いていた歴史がある。また、現在の松尾めん羊牧場がある丸加高原でも1990年に市営の羊牧場が開設され、その後民営化を経て運営されていたこともあった。 佐藤さんはもともと札幌市内で羊飼いとして働いていた。当時、その牧場では北海道内の子羊の約6割を集荷し、スキー場のゲレンデ放牧や道産ラム肉販売を行っていた。その後、観光施設の立ち上げなどを経て現在のマツオに入社し、営業担当として北海道物産展でジンギスカン販売に携わる。 新たな商品開発を模索する中で注目したのが道産ラム肉だった。当時、滝川市にあった羊牧場から羊肉を仕入れ、物産展で販売したところ大きな反響を呼ぶ。しかし、その牧場主が高齢化により廃業を決めた。「北海道で古い羊生産の歴史を持つ滝川で、その文化が途絶えてしまうのは惜しいと思いました」と佐藤さんは振り返る。後継者探しを検討していたところ、松尾社長から「それならうちでやろう」と提案があり、2016年に松尾めん羊牧場が誕生した。 滝川市と賃貸契約を結び、既存の畜舎は改修し、新たな羊舎として再生。羊は廃業した牧場から繁殖雌28頭と育成雌12頭、合計40頭が譲渡されスタートした。また、近親交配を避けるため、ニュージーランドからサフォーク種の種雄2頭を輸入し、新たな血統を導入している。 松尾めん羊牧場・佐藤修章牧場長 BCS管理で健康維持と駆虫剤削減 疾病対策では、ボディーコンディションスコア(BCS)を重視している。羊の腰部を触診し、体況を5段階で評価する。牧場では3〜3.5を目標値として管理しており、状態に応じて給与量を調整している。佐藤さんは「BCSを良好に維持すると寄生虫被害も少なくなります。駆虫剤は極力使わず、本当に必要なときだけ群単位で実施しています」と説明する。薬剤耐性の問題が指摘される中、健康管理による予防を重視した飼養体系が特徴だ。 生産拡大へ向けた新たなステージ 現在、牧場では大規模な拡張計画が進行している。2025年春には牧場裏手の約25haの耕作放棄地を取得し、放牧地への再整備を開始した。また、丸加高原内の駐車場用地を新たに借り受け、新羊舎の建設も進めている。新施設が完成すれば、現在の約2倍の頭数を収容できる見込みだ。 実は数年前、東京で羊肉専門店を開業する計画も進んでいた。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大によって計画は中断を余儀なくされた。現在は再び事業拡大に向けた準備が進んでおり、将来的には専門店展開も視野に入れている。 期間限定で牧場羊肉を提供・販売 マツオグループ最大の強みは、生産から加工、販売までを一貫して手掛けていることだ。出荷された羊は旭川市のと畜場で枝肉に処理された後、自社工場で部位ごとに加工される。 また、松尾ジンギスカン本店では期間限定の高級コース「松尾プレミアム」を展開している。牧場産羊肉を使用し、炭火焼きや煮込み料理など約10品のコース料理として提供している。「お客さまからは羊肉のイメージが変わった、部位ごとの味の違いがよく分かる」と高い評価を得ているそうだ。 さらに、松尾ジンギスカン公式オンラインショップでは、4月29日、8月29日、11月29日の「肉の日」に合わせて牧場産羊肉の特別販売も行っている。 羊産業発展への課題と期待 近年は羊で新規就農を目指す若者も増えている。しかし、佐藤さんは羊産業の課題として支援制度の不足を挙げる。「牛や豚に比べて補償制度や支援策が少なく、疫病で全頭を失っても十分な補償がありません。そうしたリスクが生産拡大を妨げる要因になっています」と指摘する。また、羊は繁殖効率や枝肉重量が牛や豚に比べて低いため、収益化にも時間がかかる。 一方で、健康志向の高まりや輸入羊肉価格の上昇を背景に、国産羊肉への期待は確実に高まっている。1世紀を超えて続く滝川の羊文化。その灯を未来へつなぐ挑戦が、丸加高原で着実に進んでいる。
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